市民本位の健康医療に向けて

川渕孝一「日本の医療が危ない」

2008年12月2日 by KISK事務局  


コメントは受け付けていません。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

[著者]川渕孝一(かわぶち・こういち)一橋大学商学部卒、シカゴ大学経営大学院修士課程修了 東京医科歯科大学大学院教授 スタンフォード大学客員教授 専門は、医療経済学、医療政策、医療経営
[著書]「医療改革ー痛みを感じない制度設計を」東洋経済新法社、「病院を使いこなす法」WAVE出版など

[コメント]本書は、医療経済学の観点から、豊富な具体例を挙げながら「よい医療」とは何か、医者と患者の間にあるギャップは何か、現状をどう改善したらよいか、などについて具体的な提案を試みている。医療消費者の患者・市民にとって必読の書である。幅広い情報が集められているので、患者・市民側の「健康医療問題ハンドブック」の役割も果たしている。

続きを読む…

川村則行「自己治癒力を高める」

2008年12月2日 by KISK事務局  


コメントは受け付けていません。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

[著者] 86年東京大学医学部医学科卒。国立精神・神経センター精神保健研究所心身医学研究部心身症研究室長。研究テーマは、脳による免疫制御機構の解明、およびストレスと心身症。

[著書]「がんは『気持ち』で治るのか!?」ほか。

[コメント]本書の基本的な考え方は、「人にはすべて『自己治癒力』が生まれながら備わっており、それを『本来の自分からかけ離れた偽物の自分』が抑圧することによって、十分に機能してゆかない状況を作っているということにつきる」「自己治癒力とは、新たに生み出すものではなく、もとからある能力を解放するもの」であるとする。そのことを、できるだけ科学的に説明しようとした労作である。心と体の相関に関心のある向きには必読の書ではないか。むしろ健康とか病気を理解する上で、なるべく多くの方に読んで貰いたい。いろいろと参考になることが多い。

続きを読む…

永田親義「がんは、なぜ生じるか」

2008年12月2日 by KISK事務局  


コメントは受け付けていません。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

[著者]1922年鹿児島県生まれ。京都大学工学部卒。福井謙一博士の研究室にて量子化学専攻。国立がんセンター生物物理部長を経て基礎化学研究所評議員。
[著書]「新しい量子生物学」「活性酸素の話」(いずれもBLUEBACKS)

[コメント]がん研究のこれまでの経緯と現状を分かりやすく説明された好著である。がんとは何か、がんを発生させる物質は何か、がん発生のプロセス、メカニズムはどのように考えられるか、よく理解ができる。

続きを読む…