市民本位の健康医療に向けて

第14回(5月)定例会講演案内

2009年5月2日 by KISK事務局  


講演:「気の科学検証と細胞活性」(講演要旨)
西野流呼吸法主宰・西野バレエ団代表・大阪市立大学医学部客員研究員 西野皓三先生
[生きる根源を求めて]  生きる根源を求め、西洋の医学・バレエ、東洋の武道の経験を経て、新たな閃きを得て西野流呼吸法を創始しました。科学の歴史が物語っているように、「答の無いもの」の「答えを発見する」のが近代科学の進歩の過程です。西野流呼吸法は現段階までに身体レベルで実証の結果としての「答えを発見」してきました。
[気の科学検証] 西野流呼吸法を実践する塾生達の骨密度の増加、視力の回復など様々な好結果が出ています。呼吸法と健康回復、増進のメカニズムが科学で解明できれば、人体のもつ潜在能力の解明に繋がると確信し、大学、研究機関と共同研究をはじめました。その実験結果の論文が3件、権威あるオックスフォード大学出版の医学系ジャーナル誌に発表され、医学文献情報の最大のデータベースpubMEDで世界に配信されています。
私の手から気(生命エネルギー)を培養ヒト癌細胞に照射(図1;西野の手からシャーレの癌細胞に生命エネルギーを照射)する実験では、癌細胞の増殖が抑制される(図2:
縦軸は癌細胞数で,Ki生命エネルギー照射は,C照射なしに比べ減少している)という驚くべき結果が得られました。また、気(生命エネルギー)照射により、骨芽細胞の増殖が促進され、破骨細胞の増殖が抑制される。ミトコンドリアの酸化損傷を防ぐなど画期的な結果が得られ、西野流呼吸法のアンチエイジング効果が科学で実証されつつあります。
[細胞活性と呼吸法] 私達には生きるということ以外に真実はないのです。生きている限りいつでも青春であるべきです。ヘイフリック(Leonard Hayflick:現カリフォルニア大学医学部教授)は、ヒト細胞の分裂再生は約50回で終わるという限界説を発表。ヒト細胞は2年半から3年毎に再生されるので、ヒトの細胞寿命は125~150年となります。たった一回の人生です、
良い呼吸をして、ミトコンドリアの働きを良くし細胞活性を高め、100歳青春を目指し、素晴らしい人生を送ろうではありませんか。
西野皓三先生プロフィール
1926年大阪生まれ。大阪市立医専(現大阪市立大学医学部)在学中、宝塚歌劇団に入団。宝塚音楽学校のバレエ教師、歌劇団の振付を担当。 51年米国のメトロポリタン・オペラ・バレエスクールに留学。54年西野バレエ団設立。大劇場や大ホールで本格的クラシックバレエ公演を行う。テレビ界に進出NHK「歌のグランドショー」、日本テレビ「レ・ガールズ」等番組の企画・作・構成者として活躍。映画のプロデュースも行う。その間数々のスターを育てる。50歳から合気道を学び、スピード昇段し師範となる。中国拳法教士7段。85年西洋の医学・バレエ、東洋の武道、それらに新たな閃きを得て、独自の「西野流呼吸法」を創始する。現在、東京、大阪に西野塾を開き、老若男女多くの塾生達に連日稽古をつける。大阪国際女子大学等客員教授を歴任し、2006年より大阪市立大学大学院医学研究科客員研究員。09年3月母校・大阪市立大学医学部講堂にて凱旋講演。西野バレエ団代表、西野流呼吸法・西野塾主宰。著書・論文・講演多数(別紙)

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