第14回(5月)定例会メモ
2009年5月21日 by KISK事務局
第14回(5月)健康医療市民会議定例会メモ
(H21年5月19日(火)16時-17時30分・国際医療福祉大学大学院
東京サテライトキャンパス・南青山一丁目)
中間報告の資料等に基づき報告。新インフルエンザ皆様大丈夫でしょうか。定例会の前回今回の講演と講師紹介、本日は「ドクターのワンポイントレッスン」は時間の関係で延期した。医療改革懇談会(三者会)は18日第14回を開催し来るべき総選挙を睨みマニュフェストに働きかける患者市民の立場での「抜本的医療改革の提言」をメンバー国会議員も参加いただき議論した。近日中に取りまとめ、各方面に働きかけるのでご協力を。市民・消費者としての自己防衛の「すぐれもの評価委員会」は事業の構築を具体的に推進中。認知症対策として「国際介護予防センター」を設立し当面台湾への認知症患者と家族との治療ツアー(2週間一人25万円程度)を支援することを検討中。個人情報は厳守するので希望があれば御連絡を。国内は「介護予防ンター」の名称で愛知県での第一号を目指す。今野さんの働きかけで北海道の伊達市で市が中心の動きが。「地域会議」は第一号の信濃会議が7月18日(土)に茅野市で共同イベント開催、更科蕎麦体験を兼ねたバス旅行を実施するので多くの会員の参加を期待。テーマは認知症で小川、今野、中島さんと梶原の講演と認知症対応の実習体験をする。また認知症の事前感知測定の重心動揺軌跡測定器の経験参加もしていただく。第二号地域会議は愛知県の犬山市での結成が推進中。
2 講演「氣の科学検証と細胞活性」
西野皓三・西野流呼吸法主宰・西野バレエ団代表・大阪市立大学医学部大学院客員研究員
ご夫妻が会員で大阪千里山中学後輩の建築家の阪田誠造元日本建築美術工芸協会会長から講師紹介。昭和元年1926生の82歳、大阪市立医専(現大阪市立大学医学部)在学中宝塚歌劇団に入団、バレエ教師や振付担当。51年米国メトロポリタン・オペラ・バレエスクールに留学。54年西野バレエ団設立。NHK「歌のグランドショー」等のテレビや映画のプロデュース、50歳から合気道と中国拳法を学び超特急で師範に、85年西野流呼吸法を創始、現在東京と大阪に西野塾を開き老若男女多くの塾生に連日稽古。実業家お医者さん外国人も多い。医療関係の多くの学会等でも幅広くご活躍中。と講師紹介
青年・西野先生ご登場。若々しく背筋も真直ぐの姿勢で学術研究での立証を含め氣の研究の真髄のエネルギッシュな講演が始まります。医学、バレエ、武道と転進する中で、人間の生きる根源、生命エネルギーの大元に呼吸があると確信し、その方法を創るため6ヶ月稽古場に籠り徹底的に呼吸法を研究し、85年「西野流呼吸法」を創始し、西野塾を開設した。その基本は、人は生命エネルギーで生きているが、これは呼吸と食事から生れる。呼吸には酸素とCO2を交換する外呼吸と体内の細胞に酸素を供給する内呼吸(細胞呼吸)があり、この細胞呼吸に着目し60兆個の細胞の全てをフル稼働させ生命エネルギーを高めることを目指す。細胞レベルの医学的効果は、骨密度の増加、ガン細胞の減少等があるが、「西野流呼吸法」の効果実証の日米の共同研究で、次の三論文が権威あるオックスフォード大学系の医療誌に発表される等世界に配信されている。①私の手から「氣(生命エネルギー)」を培養ヒト細胞に照射する実験では、癌細胞の増殖が抑制され、癌細胞数が減少(5分で30%、10分で41%減少)する(誤差が殆ど無い学術的実験結果)、②同時に癌促進遺伝子が減少し、癌細胞を抑制する蛋白が増加する、③別の照射実験でミトコンドリアの呼吸作用が活性化し酸化傷害を防ぐ、ことが明らかになった。呼吸法で培われた氣の照射で骨芽細胞の増殖が促進され、破骨細胞の増加が抑制される。また多くの塾会員が「骨密度」を測ると同年代の人の平均値を大きく上回り、若者の平均値をも相当上回る高齢者が多い、と具体的個人データーを提示してのご説明。
米国カリフォルニア大学ヘイフリック教授は、ヒトの細胞は一生涯に約50回分裂再生をする。正常細胞は2年半又は3年ごとに再生されるので、細胞が活性化されれば、125-150年生きられると。細胞呼吸の主役はミトコンドリア(生体内のエネルギー発電所といわれる細胞呼吸をつかさどる小器官)であり、<ミトコンドリア内では食物から摂ったブドウ糖、脂肪酸やアミノ酸から得られたピルビン酸は、呼吸から得た酸素存在下でクエン酸サイクルに入り、代謝が行なわれる。そしてミトコンドリア内膜にあるナノマシンATP合成酵素が、反時計回りに回転しエネルギー貯蔵分子アデノシン三リン酸(ATP)を産生する>、ここに蓄えられたエネルギーがあらゆる生命活動に必要なエネルギーを供給する働きをする。この呼吸法を体得すれば、全身の細胞の知(身体知)が働き、全身に生命エネルギーが充満し、健康・老化防止・若返りや天才出現にも結びつく。ビデオによる活動経歴と社会的実証の現場の放映があり、最後に量子物理学のブルース・リプトン著「思考のすごい力」(最小単位で物質は波動とエネルギーでてきている。人間は呼吸を自己の意識で変えられる)の画面。
我々には「生きるということ以外に「真実」はない」。生きている限りいつ迄も青春であるべきである。たった一回の人生です。良い深い呼吸をして、ミトコンドリアの働きを良くして細胞活性を高め、100歳青春を目指し、素晴らしい人生(現実)を送ろうではありませんか。自信溢れる力強いお話に拍手喝采が続きました。資料として「講演要旨」と日刊工業新聞の七回連載「生命力の根源を求めて 決断そのときわたしは」が配布され、また自著の「西野流呼吸法」講談社刊等多くの書籍の紹介がありました。
真摯な学者のお立場から医学関係者の多い当会での講義なので学術的証明や社会的実証で時間が一杯となり、期待した呼吸法の実践の手ほどきをお聴きするのは無理でしたが、配布された「教室の案内」では、宇宙と大地を循環する氣のエネルギーを体中に漲らせて活用する「足芯呼吸」を中心とする「呼吸法」と、その応用の「対気」による人間の生命エネルギーの相互交換による自己昂揚法を学ぶ実践稽古の教室、やってみたいですね。
3会場の後方では、血管年齢等測定の「Body Checker」のデモ、及び「波動医学の測定機器」によるサプリメントの自己適応測定等のデモに、多くの会員がチャレンジされました。
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