市民本位の健康医療に向けて

第23回(2月)定例会中間報告

2010年2月17日 by KISK事務局  


健康医療市民会議 第23回(2月)定例会
中間報告
H22/2/16 梶原

1.    情報の共有
今年の定例会は、去る1月19日、国立がんセンター中央病院・土屋了介院長の講演「がん治療から見た日本医療のあり方」でスタートしました。その中で先生は「公衆衛生」の重要性を指摘されました。従来の医療では病気の予防が軽視されてきた、今後は子宮剄がん予防ワクチンのように有効なワクチン接種を公費負担により普及すべきと主張され、我々会員も、そのための署名活動に参加することになりました。今後こうした実践活動にもかかわっていくことも大切なことだと認識しました。
横倉先生のワンポイント・レッスン「脳の健康が体を健康にする」シリーズでは、先生の巧みな話術により「多くの禁止事項に拘束された辛い」健康対策から「脳の自主判断による快い」健康対策へ転換すべきことを学びました。今回は最終回「快食療法の中上級編とまとめ」で「脳疲労からの脱却」の仕上げとなります。横倉先生のご厚意により著書も頂けるとのこと、座右の銘として活用させていただきます。感謝申し上げます。
また、今回は、いつも司会役を務めていただいている小山悠子先生のご紹介で、日本催眠応用医学会会長・ヒューマンクリニカ医院院長・石塚龍夫先生の講演「催眠による医療」が実現しました。すでに科学的に解明された催眠の正しい知識とその利用法を学べることと楽しみにしております。
3月の定例会は、有名なベストセラー「脳内革命」の著者・春山茂雄先生による講演「新脳内革命による健康法」を聴くことにしております。現在、横浜市青葉台でクリニックを運営されていますが、更にJR山手線恵比寿駅近くで先生の理論に基づく新システムのクリニックが開設されます。先日、見学してきましたが「楽をして若返る」ことができます。有益な楽しいお話になると思います。
また、3月からの「ドクターのワンポイント・レッスン」は、統合医療に造詣の深い医学博士・小山悠子先生に「歯科と統合医療」(仮題)についてお話をして頂くようお願いしました。「口は万病の元」。シリーズでは日常生活に有益な知識を習得できるものと期待しております。

2.    医療改革
これまで報告してきましたが、昨年来の我々の医療改革に関する提言に基づき医療関係者の多くに購読されているメルマガMRICに「医療改革の国技館」の題名で「医療改革国民会議」の創設等の記事を載せてもらいましたところ、反響があり、遠くはアフリカの日本大使館勤務の医務官の方からも「共鳴し協力する」とのメールをいただいています。時間はかかりますが、患者・市民本位の医療を実現するべく連帯して着実に世論を盛り上げていきたいものです。政局多端の折ですが、関係大臣とも接触し要請したいと計画しております。

3.    自衛策
「医食同源」健康食・医療食を確保するため、昨年1月以来、有志による「理想農法実践研究会」(座長・松本聡・東京大学名誉教授)を計13回開催してきましたが、今月は、そのまとめをして、具体的に組織の構築等をスタート出来る運びとなる予定です。体制が整ったところで会員の方々に参加の呼びかけをいたします。5月の連休には千葉県内で産直市場を開設できます。
2月13日から15日まで岐阜県中津川市で開かれた「心身機能活性療法指導士認定講習会」に仲間の黒川氏とともに参加し、無事、小川真誠・同指導士会理事長より終了証をいただいてきました。また、同地区では小笠原孝也・デイサービスセンター理事長を中心に本市民会議のメンバーである中田智洋・サラダコスモ社長のご協力で心身機能活性療法を核として福祉のコミュニティづくりが始まることとなりました。全国のモデルになるようにしたいと関係者がはりきっております。

以上

Enter Google AdSense Code Here

Comments

Comments are closed.