市民本位の健康医療に向けて

第24回(3月)定例会報告(メモ)

2010年3月27日 by KISK事務局  


梶原代表の中間報告
3月の定例会は一昨年4月の第1回から数えて丸2年、その前の試行の5ヶ月を加えると2年5ヶ月の間、講師の先生を招いて勉強、情報の共有をしてきたこと、医療改革の面においても国会議員、医療の専門家とわれわれ市民代表が会合を重ねて総選挙のマニフェストに取り上げられる等の実績を積んできたことなどの報告がありました。またこの時間に健康医療市民会議信濃より諏訪神社の御柱祭の案内もありました。
「新脳内革命による健康法」 脳内革命著者医学博士予防医学研究所最高顧問 春山茂雄先生
梶原代表からベストセラー「脳内革命」の著者で自分も恵比寿のクリニックの直ぐ測定できる計測器で体内年齢は51歳とされたとの紹介で、若々しい春山先生の御講演が。疾病医学から予防医学 (健康医 を診るのが半分、予防の保健指導が半分とする。企業も世のためにあり1マーケティング(顧客獲得)2技術水準3生産性の向上が大切。日々勉強しないと3年で技術水準は変わる。医療や健康の技術も同様。自分は東洋医学専門家の実家で小さい時から修行し、東大で西洋医学を学ぶ。アルツハイマーやガンの遺伝子等も研究。「医食同源」。現在パートナーの管理栄養士20人がクリニックに。航空医学では無重力は50倍のスピードで年を取る。一週間で一年分。宇宙飛行137日では20年。「重力」の素晴らしさ。健康は「筋力」、一日使わないと0.5%-1%落ちる。回復には一週間必要。脳内革命の本は600万部で独仏スペイン・ポルトガル語も出版。凄い反応があった。内臓脂肪と皮下脂肪がある。重力に逆らう生活でメタボ対策は大丈夫。筋肉・骨量・水分が大切。脂肪が溶ければばい菌と戦う白血球やリンパ球が出て、活性酸素と戦う。若さは水分量。保湿が大切で水分少ないと老化。血流の最大の臓器は血管。人の毛細管は地球を2.5周の10万km。狭いや脆さは大変。血流は心臓一つで保つのではなく、心臓と筋肉(脚部)の二つで保つ。片足で長く立てれば大丈夫。心臓や心筋が弱いと脳に負担。10倍の酸素必要。脳スイッチオフなら老化のサイン、スイッチオンで殆どの遺伝子は脳細胞を生き返らす。メタボ対策は努力必要。人はズボラでサボり屋、好きなことはやる。規制や栄養学ガ大切。良い食事、蛋白質を沢山摂ること大切。りんごやバナナ。脳はわがままでブドウ糖しか使わない。足りないとグリコーゲンを分解して使い、水が抜ける。筋肉が落ちやつれてくる。素人のダイエットは反対にリバウンドして腹に油が貯まる。中性脂肪は燃えないが、脂肪酸は燃える。「加圧」すると2-5倍溶ける。ウオーキングで体形が変わる。脂肪分解酵素と加圧により成長ホルモン増加。成長ホルモンの年齢変化と加圧の効果のグラフのご説明。「夢の推進」が大切で、催眠術も効果。嫌なこと思えばすぐ悪化、楽しく考えると健康が良くなる。私は幸せと思うと睡眠波はα波が出て元気に。うつ病の人にも効果。自己睡眠でのストレスの解放。口で言葉にすると体が反応。成長ホルモンが少ないと、水分が抜け、メタボ症、骨粗鬆症、ガン高位等に。成長ホルモンの血中濃度を測定し成長ホルモンを補給。重力や筋肉が大切で、加圧ベルトで100倍の効果がでる。「磁気」で不要の筋肉をこわすと必要な筋肉が再生する。時間だが「医療による健康づくりにシフトすべき」「病気で医者が儲かる・から・健康で医者が儲かる」社会にすべきだ。メタボからの健康には、1筋肉を入れ替えてよい筋肉を増やす。2油を減らす。手足の加圧ベルトや器具で5-10倍の油を取り筋力に換え若返る。3体形が変る。以上で話したいことの1/4で、機会があれば続きを。と。会場の質問に応じ、ベルトの効用、ミトコンドリアの電流の流れ、磁気利用の筋肉再生や30分のフィットネス継続法のお話。成長ホルモンがキーワードで楽しいで若返り、加圧して汗かいて若返る。と。エネルギッシュな70歳の若き講師に大きな拍手が続きました。<語句註 脳内革命は絶版ですが、マイナス思考や強いストレスでの毒性分泌物・プラス思考や楽しい想いでの元気分泌物の対比の話。右脳と左脳。腹式呼吸のα波。ストレッチ体操で活性酸素を出さず筋肉つける・脳内のよいホルモンがでる・脂肪を燃やす効果等の話題が満載でした。本年5月春山先生の新著「新脳内革命」発刊予定。期待しましょう。なお、春山先生は東京恵比寿に、ひとクラス上の健康を目指される方々への健康医療に関するサービスを提供する会員制クラブ「THE CLUB 22」を始められました。興味のある方は、03-5792-7770 にご連絡ください。>
2ドクターのワンポイント・レッスン「歯科医療と統合医療シリーズ ①よく噛めばメタボも認知症も予防できる!」明徳会サンデンタルクリニック院長・医学博士小山悠子先生
ばい菌の毒素が赤ちゃんの口や体にまわることもあり注意。赤ちゃんが母親のオッパイを懸命に吸うと骨と筋肉が強くなる。鼻呼吸と口で吸うことが大切。物覚えもよくなる。哺乳瓶で簡単に呑むのでは差が出る。また、子供が、よく噛むと頭や体全体の運動になる。筋肉をつくり、発育がよい。母親が固い和食を与え一回20回以上、右10回左10回 全体30回と噛む子供は頭もよい。聴力もよい。成績の悪い子には大臼歯が1本以上ない子が多い。噛まないと学習能力が悪くなる。体格も貧弱で老化。
よく噛めば野菜果物もその繊維質が中性脂肪を吸収。食べ物は一口30回で、野菜であっても噛むこと大切。またよく噛めばガンも治る。発ガン物質に対する唾液の清治効果はすごい。歯が悪いと呆けが早いし、顔も衰える。入れ歯の場合にも、噛めば活力出て、骨も頭の骨も重くなる。また噛めば五感を刺激し、心と言葉で美味しいと思えば脳刺激で健康。味や噛む音や色や香を嗅ぎ、舌触りで五感を刺激し脳も活性化。よく噛むことでアミラーゼで分解して甘さや匂いが出てくる。「人間は歯をもって命とするなり。歯はよわい(齢)と読むなり(300年前の貝原益軒の日本歳時記)」。よく噛めば咀嚼筋を動かし、脳を刺激。唾液も出る、顔も動かす。寝かされて生きても長寿国とはいえない。ガムを噛むのは若人も老人にも刺激がありよい。ただし糖分のあるものは駄目。前頭前野が活性化。風船もよい。指しゃぶりは良くない。皆様、歯周病をなくしましょう。元気一杯で楽しいお話に会場の拍手喝采が続きました。

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