市民本位の健康医療に向けて

5月定例会の報告(メモ)

2010年5月27日 by KISK事務局  


5月定例会報告(メモ)

5月定例会は国際医療福祉大学大学院にて開催。今回は会場の都合で午後4時より1時間30分余りの定例会となり、例月より若干小規模の定例会となりました。定例会ではサラダコスモ㈱様が力を入れているちこり芋の健康茶とちこりクッキーの試飲、試食、また、定例会の後の懇親会では「理想農法」によるキャベツ、玉ねぎ、プチトマト、ほうれん草の試食とか希望者にこれら野菜のプレゼントもありました。
1)代表の中間報告
先日の春の叙勲に関し、当会関係では、医療改革懇談会のメンバーである愛知和男様、会員の鶴田卓彦様、鈴木道雄様、黒川弘様、田尻文宏様、小野正文様などが叙勲の栄誉に輝いたという紹介がありました。
定例会に関しては、前回定例会のサマリーと、その際紹介のあった健康測定器(EIS)に十数名の受診があったこと、今まで講演して頂いた先生を中心に医療関係者のネットワークを作って患者・市民との連携を深めたいこと、また、の6月15日の講演予定の宇住晃治先生の紹介、12月21日の日野原重明先生(聖路加国際病院理事長)の講演予告などがありました。

2)ドクターのワンポイント・レッスン 歯科と統合医療4
「歯ぎしりは誰もがする?」 サンデンタルクリニック院長小山悠子先生
歯科医療と統合医療のエネルギッシュな第三回の実践の講義が始まりました。
「たべもの一口30回」。よくかめばやせる。野菜果物の食餌性繊維は中性脂肪を吸収する。
よく噛むことの8つの効用は「ひみこのはがいーぜ」の頭文字で始まる。1肥満予防 2味覚の発達 3言葉の発達 4脳の発達 5歯の抜歯なし 6ガンの予防 7胃腸の快適 8全力投球 と多くの効果をご説明。咀嚼で発ガン抑制物質が多く出てくる。また脳の発達も。「ガム」を噛むと、脳がリラックスし、仕事の効率が良くなる。パソコン利用時も。「噛むことが大切」でその少ない最近の子供の顔はさえない。噛む力が筋肉を強くする。 噛まないと細い顔になる。「廃用性骨萎縮」で噛まないと歯周病や萎縮が。歯のいろいろの写真を示されながらのご説明。
しかし、噛みすぎると歯が壊れる。歯ぎしりは、歯が潰れて、骨が隆起する。表のエナメル質がとれて、象牙質が出てくる。夜の歯ぎしりで、くさびのようになったり、歯がゆらゆらして、自分で自分の歯を抜いてしまうこともある。調整しないといけない。「適度の力で噛むことが大切」。
また昼も歯ぎしりをしている人もいる。歯を喰いしばり、何もしないときにも喰いしばる。何もしないときには、歯はくっついていないのが良い。2-3mmあいているのがよい。 よく噛めば、食い気はつらつ、顔もよく、認知症予防に。
歯周病や虫歯の検査は、適度の間隔ですべき。40歳以上は半年に一回以上はやるべき。
歯のブラキシズムへの対応は「ナイトガード(歯ぎしり防止装置)」や「自己暗示療法」が大切。日常の歯科臨床での催眠利用の現状と実施方法のお話を。不安や緊張の緩和に活用。 「医療催眠」は、双方の信頼関係があると良く反応しやすい。催眠状態でトランス状況が出現。催眠と睡眠は違う。古い意識の上に新しい意識があり、催眠で古い潜在意識を覚醒させ、意識を創り出す。人工催眠と自然催眠の二種類があり、ゆっくりしたテンポのものや速いテンポのものがある。客骨低周波通気のお話も。
催眠の三要素と基本三法の説明。催眠は、暗示・集中・弛緩の三つと深呼吸の組合せ。例えば50回暗示法や目の周りへの集中。力を抜く、楽しい暗示、イメージ法やグッパー法。
「身心統一の四大原則」1臍下の一点に心を沈め統一 2全身の力を抜く 3身体すべての部分の重みを最下部にむける 4氣を出す。梶原代表を小山講師が実技の実地指導。「心と体の正しい姿勢を保つ」方法。肩幅で
足の間隔を保ち、手を上げたりの準備運動。次いで「つま先で立ち 踵を下ろし 下に紙一枚の感覚。お腹を少しへこませ、丹田に気を送り力を入れ集中。姿勢が正され、両手や肩を誰かが引張ったり押しても動ぜ
ず。最後に会場の全員が二人ずつで実技実演の練習。もう少しやりたいが時間。拍手喝采が続きました。

3)過去の講演の復習「私の選んだ一言」(後編)  会員 黒川 弘 様
前回4月に続いて毎月定例会の講演のメモをとって当会会報に投稿して頂いている黒川弘様に平成21年度の1年間の講演、ドクターのワンポイント・レッスンを振り返って頂き、講演して頂いた先生の写真とともに諸々のアドバイスを思い起こしました。この要約版は当会ホームページの「定例会」の頁に掲載がありますのでご欠席の方もぜひ復習しましょう。

4)懇親会 「理想農法の野菜試食!」
事前にご案内しましたように今回懇親会では「理想農法」による野菜の試食をしましたが、とても評判もよく、期待が持てます。何人もの出席者に野菜のお土産も頂き、ご協力頂いた、千葉県で実践されている㈱千葉農産の白石社長他の方々に厚くお礼申しあげます。

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