第59回(2月)定例会報告(メモ)
2013年2月25日 by KISK事務局
第59回(2月)定例会報告(メモ)
2月の定例会は、19日、国際医療福祉大学大学院にて開催。代表の中間報告、市民学の個別化健康法の「男女別健康法・その2」に続き、今回は、やや趣向を変えて、「運命学と健康」と言うテーマで、運命学研究家の土田小太郎先生のお話を聞きました。
1.中間報告 梶原代表
前回の定例会での気功の講演、劉超先生の健身気功特に呼吸法のお話と実践、梁蔭全先生の不老不死の気功術のお話と実践について、簡単に振り返り、また、本日の運命学研究科土田小太郎先生の簡単な紹介がありました。
また、患者・市民の自衛策として、高齢者の転倒事故や寝たきり、交通事故などの対策として「自立ポテンシャル」向上策を、農水省に提案、協議中であること、その実施の具体化のための組織として、社団法人「健康市民協議会」を設立するなどの報告がありました。
2.市民学シリーズ・個別化健康法5「男女別健康法・その2」梶原 代表
個別化健康法は、「血液型別健康法」「体質別の健康法」「年齢と健康法」に次いで今日は「男女別健康法・その2」を話す。
ホルモンが大切だが、男性ホルモンの一種「テストステロン」が不足するとLOH(ロー)症候群(脚注参照)になるので、ストレス、不規則な生活、加齢の影響を避ける。加齢も自分で年を取ったなと思い込んではいけない。
体の運動や筋肉の活動で男性ホルモンを維持し増やす。スクワットは非常に良い。食事や栄養が大切でタンパク質を心がける。野菜果物は大切だが菜食主義にはこだわらない方が良いと思う。メタボにならないように。にんにく・ねぎに含まれる「アリシン」や牡蠣や豚のレバーや牛肉の赤身に含まれる亜鉛は大切。好きなら酒も良いが深酒は避ける。
食事と運動のほか、筋肉注射・エナルモンデモーは一回でかなり改善する。2-3週ごとに補充し3ヶ月で回復する。市販薬グローミンも効果があると日経ヘルスなどが指摘。
前回も話したがホルモンのバランスを整えるための4原則は、
1. 睡眠不足は大敵―生活リズムを整える
2. ストレスは司令塔(視床下部)を狂わせる
3. 極端なダイエットは避ける
4. 適度の運動はやっぱり重要。
加齢とともに減っていくホルモンの補給も勉強し対応しましょう。
(注)LOH(ロー)症候群:加齢男性・性腺機能低下症候群とも呼び、男性版の更年期障害。それまで、漠然と男性の更年期障害のあることはわかっていたが、2007年に、日本泌尿器科学科と日本メンズヘルス医学会が共同で症状や診断基準を明確化したことで命名された病名。男性ホルモンのテストステロンの値が急激に下がる(基準8.5pg/ml以下)ことにより起こる。
3.「運命学と健康」土田小太郎様・八門塾代表 運命学研究家
梶原代表から、松原泰道老師の影響をうけ駒沢大学仏教学部で僧侶を目指されたが、在学中に運命学と出会い、その研究と実践を積み重ね、現在運命学の第一人者として個人や企業の幅広い相談役をとの紹介を受け、元気一杯で若きエネルギッシュな講師の力強い講話が。現在「生年月日オタク」として運命学に取組む。大学で松原老師の内外の仏教講演会に随行する生活のなかで、運命学に出会う。最初は否定的な感覚も持ちながら実践的な多くの実例の分析評価をした。
その中で運命学の素晴らしさに感銘し、20数年間、実績や実例を蓄積し、「八門塾」で食事コンサルやNTT等の大企業向けの将来を占う簡易ソフトも開発し、運命学の仕事をしてきた。運の働きや行動を占う門下生も50数名おり一緒に研究してきた。まず、いろいろの方の生年月日に当たって試してみた。隅田川河畔のホームレスの方の調査も。その中で健康と食事の関係でその方にどう対応するか考えぬいた。運命学の考え方は原因と結果の法則のすべてを認めることから始まる。その人の生年月日と時間には意味があり、事象には原因があり結果がある。相手に質問をし、生年月日はその人に意味があると確信。二人の娘にも次女の時は出生の時を、これからは女性の時代なので社会的活動にむいた性格になる時期の誕生を選択し、現在も頑張っている。
「生年月日から何が判るか、どんな可能性があるか」は、その人の性格の特徴がまず大切だ。人生には波が、上下の波がある。また罹りやすい病気が事前に判れば、健診したり人間ドックを受けたりの対応が可能だ。能力分野、家族との関係、結婚や子供、その他適職や適業への影響もある。これらの実績の集積が大切。業種や倒産企業の経験や企業の成長を20年間にわたり個人や会社の実績を調査し昨年の段階で18万人を調べた。命宮や本命星を含めその調査項目を書き入れる「八門命理審察判定書」の様式を示された。例えば1980年庚申3月己卯15日丁亥午前8時甲辰の干支の文字等をこの様式に記入しこれを基に判断する。また陰陽五行と季節の関係図を示され、「木火土金水の順の相生」と「相克の木土水火金の剋する相関の関係」を図表で説明された。これらを調べ記入する。
運命学には強い順に「命と運と方と相」の段階があり、一番影響の大きい「命」はその人の資質であり変わらない。「運」は運勢の波・タイミングであり、時の流れとともに変化する。数値化も可能。「方」は方位、土地のエネルギーにより時によって変化する、旅行や散歩で変化が。「相」は家相、名前、手相等で自分が変化させられる。「命」は一番重要で生まれた時期で決まり、「風水」ではエネルギーの高い場所があり、素焼きの土が出てくる。この土地に土葬すると8-10代後に良い子が生まれる。先天的に重要である。「相」では鬼門の東北にトイレや風呂があると、ガンの傾向や可能性があるとされる。自分の命を知り、時を予測し、より良い選択で開運しましょう。命運と病気の関係はその内容と時を知ることが大切。五行のバランスで病気を知り、研究する。書物、情勢、情報、可能性を研究し、さらに情報を取り確認する。時間の情報が大切で、これがないと確率が低くなるが、最近は母子手帳に出生の時間の記載がある。五行の詳細関連図で、「木・肝胆・神経代謝症状」「火・心臓小腸・循環器症状」「土・脾胃・消化器症状」「金・肺大腸・呼吸器症状」「水・腎副腎膀胱・泌尿器症状」の関係を話され、次いで具体例で昭和11年生の方の生年月日の分析で「金が少ない」の判断で肺炎が、8年の方「金が少ない」で中皮腫が、21年の方「火が多く木を損なう」で肺炎の実例を。
「時をみる」。病気になるタイミング。運の乱れるタイミングで病気の時期を知り事前の対応が大切。「運の性質を知る。運は感染する」。2mの近さの人とは30分で感染する。会社の運も左右する。会社と社長の運の吉凶を経年グラフで倒産時期を示された。いろいろの要因があるときはどの要因が原因か研究する。家族はより影響しあう。「運も遺伝する」。運の乱れもタイミングをずらすことが大切。我々は住み慣れた家を壊す時も少なくとも60日は空にしてそのままにし、そのあとで壊すことが大切。自分の分身の気が残っている間は避けるべき。運気の現れやすさは人によって違い、体の弱い人や敏感な人や子供は影響が早い。人との接触の自然法則がある。易経は同声相応ずとする。自分の周りの人をみて自分の運を判断する。自分の周辺で起こったことで運を判断する。医者や弁護士は困った人を助ける仕事。縁がある人には感染しやすい。若い人や素晴らしい経営者からの感染は好ましい。自分を良い状態に保つには、良い人との縁を持つことが大切。縁は自分で努力して創るべきだ。素晴らしい人との交流が大切。若い人や経験の豊かな人が寄ってくるときは良い時だ。腰が痛い人は運が落ちている人。良い人は腰が強い。凶は避けることが大切だ。会場の会員で自己運を知りたい人は事前に生年月日を報告し、講師から自己の「命宮(中宮乾兌艮離坎坤震巽)」と「本命星(一白水星から九紫火星まで)」が示されていた。自分の運を知る。講師は立春で変わる各年度につき、運が低く気をつけて対応すべき方として、平成25年度は「中宮 乾 五黄土星 六白金星」、26年度「巽 乾 三碧木星」、27年度「震 兌 一白水星」を示され説明。中村勘三郎や市川団十郎の事例も説明が。
次いで「運をコントロールする方法や運をつかむ方法」のお話が。
「その1 命を知る」。自分を見る客観的な目を持つ。経営者や大企業のコンサルタントをしているが、生年月日で業種別や適職の能力を見る。家族も知る。バイオリズムが落ち込む一点を見る。人の運は有限。器の大きさの差はあるが、その量は限りがあると知る。宝くじにあたって家を買うが、企業がつぶれる例もある。貯えても金は流すことが大切。留まっている人は良くない。
「その2 運気の波を知る」。乗りこなす。良い運気と悪い運気があることを知る。短気な人は・感情的となり一時の対応で終わってしまう。気の小さい人はチャンスが去って行き、波に乗れない。常識に囚われ過ぎる人は排他的になるので常識の柔軟性が大切。頑固な人はその意味を理解しない。運の波をとらえる。個人の運と社会の運があることを知る。社会から離れた運はない。進まないと判ったら、離れてじっと待つ。休むことが大切。自然を考えてみると、動物は炭焼き小屋で死ぬことがある。動物は炭焼き小屋では、炭のエネルギーで回復することを知っている。少しの運でも対応する。自然の近くや緑の中や温泉で休養する。国の運や社会の運が大きな影響を持つ。自分自身の環境や状態を運の波長に合わせる。運を大切にし自ら独立して決める。サプリを止めることもある。運は上がり続けることも、下がり続けることもない。下がる途中の人に金を貸して悪口を言われることもある。下がりきって地面に着いた人は助ける。運気は短期でなく、長期でとらえる。5-10年の長期運もある。悪いときも2年で改善する、焦ると溝に落ちる。
「その3 運を充電する、取りに行く」。運の充実の一番の方法は休むこと。外部の運を借りる・人から充電する。・良い人に会う。下がったら下がった人としか会わなくなってしまう。良い縁を何人か作っておく。散歩、旅行などで動き、吉方のエネルギーを得る。運の気の強い伊勢神宮や戸隠にも。机を動かしてみる。目先に見える存在に大きな目標を与える。木を見て森を見ずはダメ。自分自身の運を効率よく使う。何に集中するか。二兎を追うもの一兎をも得ず。
「その4 環境を整える」。家の中を整える。玄関、水回り、トイレ、机の配置。何が見えるか、まず脳にインプットするものを決める。台所は食事を思う、インパクトあるものを置く。水はゆっくりと流す、水が留まると腐る。鬼門東北に水回りはガンの可能性。南に池は心筋梗塞や頭の病気。机の配置は、入り口が見える所は良い・社長の机はこの場所、入口は落ち着かない。人の動きが見える場所が良い。鏡で見てもよい。仕事の場の環境を整える。心地よい場所に身を置き、水や音楽の流れを感じる心がけが大切。頭も体も柔らかくする。人の考えを受け容れられる。自分自身が整えるために動く。自分から良い縁を持つ。外に出て多くの人と会う。努力あっての運が大切。何事も逃げずに受け止める。逃げると倍で帰ってくる。凶を避け、運をつかむ。私自身全ての病名や将来が現在判かっているとは思はない。今後とも精一杯努力するのでお力添えをよろしく。と、エネルギッシュで力の籠った新鮮なお話を締めくくられ、会場は緊張から吾に帰り、これは凄いなと拍手喝采が続きました。会場の多くの質問「運命学は事実や経験の積み重ね、経験則でしょうか。具体的に手術に直面のときは常識での判断になますか」には、これは実践運命学で、職場や仲間が良いと仕事ができる。職場の雰囲気と運のある人との相性が大切。天中殺の人も早く検診を受けるとか、医者さんの縁を大事にすることが大切。と、自信を持った力強いご説明でした。運命学の考え方と判断結果の素晴らしいお話を契機に、占いの判断の仕方は今後我々も勉強していきたいと思います。有難う御座いました。
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