市民本位の健康医療に向けて

第6回 9月 中間報告

2009年2月4日 by KISK事務局  


健康医療市民会議 第6回定例会

中間報告

H20・9・16 梶原


1. 定例会の開催<患者・市民の連帯と情報の共有>

昨年10月から「健康医療市民会議準備会」として勉強会を始め、今年4月から通常で得られない情報・知識を学ぶ「講演会」、「名医、名院、名法、名品」紹介の「名名シリーズ」および会員の「おすすめ体験談」を本格的に開始し、今回で別紙のとおり6回目を数えるに到りました。お蔭さまで講師の先生方や会員のご協力で好評裡に推移してきました。改めて感謝申し上げます。特に第3回定例会以降、会場を無償で提供していただいている国際医療福祉大学・高木邦格理事長には心よりお礼申し上げます。

今後、定例会には従来どおり無償で著名な方々に講師等でご協力をいただきながら、会員の要望に応えていきたいと存じます。年内の予定は別紙のとおりです。

2. 「医療改革懇談会」(三者会)の開催

国会議員、医療専門家、我々市民側、三者で「医療改革懇談会」(三者会)(座長・大竹美喜アフラック最高顧問)を設け、去る423日第1回会合を開いて以降、826日第6回会合まで意見交換を進めてきましたが、その成果を基に患者・市民の立場で「医師不足対策緊急提言」をまとめ、舛添要一厚生労働大臣ほか関係筋に働きかけをしてきました。現在、自民党総裁選という予期しない事態になっていますが、引き続き活動を進めて参ります。特に経済的・効率的に多様で人間性豊かな医師を養成する「メディカル・スクール」の実現に力を入れて参ります。会員挙げて協力願います。

3. 患者・市民の自衛策<信頼できる健康・医療・環境「すぐれもの」を求めて>

虚偽表示等が横行する中、農薬汚染やかびの生えた外国米を食用に転用していた事実が判明しました。「中国ぎょうざ」事件に等しい故意による「生命・健康侵害罪」ともいうべきものです。食品市場に対する不信感が満ち満ちています。政治・行政にも問題があります。我々消費者は安易な「市場任せ」でなく、独自に安全・安心・健康を求めて健康・医療・環境の「すぐれもの」を創出・評価・活用の仕組みを創っていかなければなりません。自分たちの目と耳と体で自主的・主体的に検証しながら採り入れていかなければなりません。

本市民会議では、健康度自己測定器の使用、水素系サプリメントのモニターなどを実施してまいりましたが、今後、日本トータルヘルス協会および予防医学推進協議会と協定して、商品、サービスの「共同評価委員会」の設置、「理想農法」による食材や健康・医療・環境「すぐれもの」の生産・普及を進める仕組みづくりに取り組んでいます。

このほか患者・市民が主体的に運営する「セカンドオピニオン・センター」の実現も要請が強く、関係者に働きかけを進めています。

4. 諸課題の具体化

これまで提案されてきた諸課題も逐次具体化していきますが、会員の協力は不可欠です。会員の積極的・主体的な活動を期待しています。

以上


健康医療市民会議 定例会

講演実績と予定

(各月第3火曜日)

H20・9・16

<実 績>

4月15日 第1回定例会 六本木・国際文化会館にて

講師 武藤徹一郎・癌研有明病院名誉院長「がん治療最前線」

講師 梶原拓・健康医療市民会議代表「おすすめ体験談」

5月20日 第2回定例会 平河町・都道府県会館にて

講師 渥美和彦・東京大学名誉教授「統合医療について」

講師 山田實紘・木沢記念病院院長「がん治療最先端放射線技術トモセラピー」

6月17日 第3回定例会 乃木坂・国際医療福祉大学本部にて

講師 山本寛斎・イベントプロデューサー「元気主義万歳」

講師 福岡明・医療法人明徳会理事長「統合歯科治療とОリングテスト」

7月15日 第4回定例会 乃木坂・国際医療福祉大学本部にて

講師 河北博文・病院機能評価機構専務理事・河北総合病院理事長「病院の選び方」

講師 川嶋朗・東京女子医科大学自然医学研究所クリニック所長「統合医療の実践」

8月19日 第5回定例会 南青山・国際医療福祉大学大学院にて

講師 小川眞誠・日本心身機能活性療法指導士会理事長「認知症は治る!」

講師 今野由梨・ダイヤルサービス社長「おすすめ体験談」

9月16日 第6回定例会 南青山・国際医療福祉大学大学院にて

講師 田中雅嗣・東京都老人総合研究所・研究部長「長寿の仕組み」

講師 鈴木志津夫・マハリシ総合研究所代表「TM瞑想法入門」

<今後の予定>

10月21日 第7回定例会

講師 平尾泰男・放射線医学総合研究所顧問

「世界最先端技術・重粒子線によるがん治療」

講師 塩谷信幸・北里大学名誉教授 「アンチエイジングのすすめ」

11月18日 第8回定例会

講師 帯津良一・帯津三敬病院院長「統合医療臨床のパイオニアとして」

講師 大沼善譽・自然医学総合研究所所長「新血液学理論による統合医療の症例」

12月16日 第9回定例会 丸の内3丁目国際ビル8F(帝国劇場と東京會舘の間)日本倶楽部にて

会員交流会(閣僚等若干のスピーチを交え)(立食パーティ方式)

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