市民本位の健康医療に向けて

第3回 6月 定例会 報告

2009年2月4日 by KISK事務局  


平成20年6月17日に国際医療福祉大学乃木坂ホールで行われた第3回の定例会は、プロデューサー・山本寛斎氏、明徳会会長歯科医師・福岡明氏の講演で盛況の内に終了しました。

当日の模様です。

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1  梶原拓代表から市民会議の経過報告

「中間報告2」の資料に基づき経過説明。定例会4月の武藤徹一郎癌研有明病院名誉院長「がん治療最前線」・梶原さんの自己体験談 5月の渥美和彦東 大名誉教授「統合医療」・山田實宏院長「新しい放射線治療トモセラピー」 7月予定の河北博文河北病院理事長「病院の選び方」・川嶋朗東京女子医大付属青 山女性・自然医療研究所クリニック院長「統合医療の実践」等の説明。医療改革懇談会(三者会・政治家マスコミ)の報告。会員の研究会では「認知症研究 会」(名大西野先生座長・東大石浦教授のアジロイド解消研究等の勉強) 女性の統合医療研究会等から始める準備中。地域活動では第一号「健康医療市民会 議・信濃」グループの発足(小林一茶 堀内節夫さん)の紹介。

2  講演「元気主義万歳」 世界的デザイナー・プロデューサー 山本寛斎氏

久しぶりのネクタイで、若きスポーティーなエネルギー溢れる雰囲気で御登場。梶原代表の「元気エネルギーを注入してほしい」との紹介のあと、デザイ ナーとして27歳でロンドン、30歳でパリ、さらにニューヨーク、日本と、わが国の素晴らしい美学、美的センスを世界に発信しようと努力し、この段階でデ ザイナーとしては世界の50人から100人の指にとの素晴らしい事跡と自負を語る。さらにこれを昇華し「イベントプロデューサー」を目指し、15年前 1993年47歳でモスクワ赤の広場を世界で初めて、また最後か、借上げて12万人参加の大ファッションイベント。その後20万人のベトナムのハノイ、イ ンドのセイロンと続く。また日本でも2000年の岐阜長良川の県営競技場、2001年の山口県博覧会(県民総参加で中学生から70歳の方)。現在この部門 では世界で三人の指に入ると。2005年の「自然の叡智」テーマの愛知万博でも高校生400人出演のイベント展開。同年新撰組土方歳三展もホテルで。昨年 大気球「太陽の船」を引っ下げての東京ドームでの大イベント。本年は現在、江戸東京博物館で「熱き心展」で今までの活動の総集編的効果も含めた「寛斎元気 主義」の大イベントを実施中。さらに外務省の依頼で7月のG8洞爺湖サミット 会場運営の総合プロデュースも。イベントプロデュースは、金集め、体力、知力、役所説得の粘り必要。前例なし、全く新しいやり方にチャレンジ。「戦う前に 勝つべき理由を明確に」と家康織田豊臣連合の三段鉄砲隊と武田の騎馬軍団の長篠の合戦を引合いに熱弁。大拍手の後10数分間の大活動の映像観賞。今野由梨 さん「治療の前に体の元気が大切。どうしているか」、梶原さん「朝日の受容や気力の涵養は」の問いに、山崎さんは、「夢があること、やりたい事が有ること が、生きることの源だ」「上を向こう日本。日本は盆栽化して、小さくなっていないか」「日本の漢字は3000種類の色を表現できる素晴らしい感性の民族 だ」。個人的には毎日4時30分に起床。自転車に乗って代々木公園に。長靴で土の上(アスファルトではだめ)を1時間30分歩く。自然は恩田だ。悩みある ときは良く空を見る。北極を犬そりで走る上村さんのイメージ持つ。ケネディーも十年で月に人間を送り込むと発言し実現に努力した。司会の小山悠子さんの音 頭で「有難う御座いました」の大拍手。

3 名名シリーズ講演「歯科統合医療とO-リングテスト」明徳会会長歯科医師・福岡明氏

梶原代表の医療統合とOーリングテスト実施の草分けとの紹介に続き、82歳不老長寿の若返りで颯爽と御登場。「歯科統合医療と Bi~Digital O~Ring Test」をスライドで説明。五十年の開業、三十数年前から歯科臨床に東洋医学的療法を導入し、「痛くない、怖くない、腫れない」治療の実践を。歯科医療 にビッグバン、美と健康、アメニティー、食事楽しむ、全身との関係等、統合医療が大切と。「ツボ(経穴)」を利用し、指圧や鍼の利用で、リラックスさせて 治療。鍼(ハリ)の代わりに低周波や磁石や風圧治療の利用も。鍼は息を吐くときにツボにさす、首や肩の力を抜かせて、まどろむ内に治療が終わる女優さん も。12年前、自分自身も突発性神経症現象。その時「O―リングテスト」を活用し、体の悪いところを発見することができ、現在がある。このテストは両手を 使い「利き手で指の輪」を作りこれを補助者の人の指輪で上下に引っ張ってもらい、その自己の指輪が開くか開かないかでいろいろの検査が出来る。自己のもう 片方の手の指先を身体の部位、食物、薬、サプリメント、飲み物等にあわせると指先からの信号、自分に良いものか悪いものかの信号が直ちに脳に伝わる。指は 大脳皮質の精巧なセンサーとして広い領域を占め、指をいろんな所に動かして、その時の指輪(Oの輪)の反応で体の悪い部位等を細かく観察できる。治療の際 は専門の認定医療者が行なうが、これにより初期のガンの位置も判断できる。治療の事前テストなので、別途医療の検査があるが、結果は殆どの場合一致する。 事前のテストで予防医学に役立つ。同様の手法で自分個人に良いか悪いかを薬、食物、飲み物、衣料、アクセサリー、電気製品、生活家具等についても判断でき る。若干時間かかるが素晴らしいテスト法。薬はその組合せが自己に適切かも判断でき、患者中心主義の時代の予防医学に大変貢献できる。また体に悪いガンや 細菌、Hgやアスベストの存在も分る。体内の「テロメア(細胞内の核の中の染色体の両端の特別構造の分子)」の数量を、電磁共鳴の原理を利用してサンプル と身体の各部位との比較テストで数値化でき、長寿と若返りの正常細胞の「テロメア」を高水準で保ち、反比例するガン細胞のテロメアを排除し細胞分裂させな いようにすることも可能。生活環境や食事等の環境判断のテストは個人的に身内の方と協力して自己責任で行なう必要がある。医療利用には当然専門の認定医の 実施が必要。

この方法は1970年代に富山県出身の現ニューヨーク大学予防医学部の大村恵昭教授が原理を発見され、1993年に米国の特許を取得されたもので、 日本でも認定医試験制度があり、当日「認定医」のリストが配布された。また今年7月に世界初の大村教授の直伝の「O-リングテストレッスン・スーパーヘル ス超健康」の本が「主婦と生活社」から発行。参加者一同真剣に拝聴。大拍手続く。終了後、梶原代表から、今野由梨さんを中心にこのO―リングテストの勉強 会を準備する動きのあることが報告され、また福岡明先生自身の実施デモンストレーションが教室で行なわれた。

また会場入口では前回同様、会合の前に、健康度自己測定事業として希望者にストレス度、血管年齢、メタボ測定等のチェックをして戴きました。

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