市民本位の健康医療に向けて

第5回 8月 定例会 報告

2009年2月4日 by KISK事務局  


第五回健康医療市民会議・定例会メモ

(20-8-1916-18時・国際医療福祉大学大学院

東京サテライトキャンパス・南青山一丁目)

メモ:黒川 弘


1 梶原代表からの市民会議の経過報告

中間報告の資料に基づき経過説明。①前回の河北博文先生の「病院の選び方」・川嶋朗先生の「統合医療の実践」の紹介等定例会の経過と本日の講師の紹介と今後の予定の説明。②医療改革懇談会(国会議員、医療関係者・市民会議メンバーの三者会)を中心に取りまとめた「医師不足対策緊急提言」(資料配布、産科小児科麻酔科医不足解消等)20-8-5舛添厚生労働相に提出した。増田総務、鈴木文部、野田消費相にも目を通して頂く。今後が実践活動なのでその推進に御協力を。③個別現況報告事項。健康自測器や自然環境農法の食品などの中、多数の会員による体験的エビデンスが確認されたものは、紹介し普及を図りたい(現在水素系サプリメントのモニターを会員10人以上が)。ガンや病院から見放された患者のセカンドオピニオンセンター等について相談中。第2回の山田實紘講師の木沢記念病院で心臓や脳の全体像を10分程度で瞬時に診断し、結果が表示される最新の診断装置を導入の紹介(資料)。親族の検診でも非常に前向き評価。第3回の福島明講師が紹介された「Oリングテスト」の研究会の推進。いろいろな面での会員の自主的活動の強化を、等々。

2 講演「認知症は治る」小川真誠・日本心身機能活性療法指導士会理事長

まず友人橋本明さん(共同通信OB)「当時通信社にこられ、共感し、配信。先ず宮崎で報道。薬を使わない活力を引出す運動で、患者の目が輝いてくる。台湾中国韓国香港で実践中」と講師を紹介。次いで小川講師から分りやすい講話が。

20年前に「心身機能活性運動療法プログラムを作成」①活性温熱療法(体を順次温める) ②フィンガースポーツ運動(脳活性化のため指全体刺激) ③フラハンド有酸素運動(両腕で棒をもち重い大輪を廻す)④ゲーゴルゲーム運動療法(小型ゲートボール的) ⑤回想療法(自然と鳥動物の絵を指差すと鳴く・その名を書き会話自筆)の運動を三箇月間指導士の指導の下、同じ順序で繰り返す。目に見えて改善の効果がでて、目が輝いてくる。上海市政府の施設は7年前から指導・8-16指導契約を更新して帰国、台湾は15年前から。日本では認知症患者は200万人だが今後増える。利用は地域の施設が考えられるが、「当方の方法とは違う」との発言が多い。地域の首長の意識が大切。改善が基本で介護はその後、医療費も保険料も自己負担も下がる。

ビデオ映像で実施と改善の実施例を多数紹介し説明。まず宮崎87歳、フラハンド運動等週3回、施設で皆に囲まれ元気づけられ運動、車椅子から立上る様になる、介護53に改善。次は上海230人の施設で指導士20人、何時も怒って人に相手にされなかった患者が、3箇月で、記憶が改善され自分の部屋の場所が分るようになり、帰宅後2年半で、故郷の歌を歌い麻雀も。もう一人上海、パーキンソン病の方、フラハンドやゲーゴルで全身の運動感覚出てくる。上海の医療研究所では病院の元高官でいつも怒って孤立していた患者が治り、その後身だしなみも自分で考え、ダンスも出来るように。看護婦も指導士、施設のトップも自ら指導、この様な施設は活気があり、改善効果も高まる。次は沖縄、アルツハイマーで精神病棟から特養に、徘徊・大声等、この様な患者が一人いると全体の滞在者や職員が大変、1年後挨拶もでき、洗濯物たためる様に。次は上海の脳性まひの子供、立てなかった患者が3箇月で意欲がでて、歩けるように。もう一人上海の脳障害で自閉症の子供、大人と同じ器具での運動で改善、その後小学校に入学。等々、運動で意欲がでて、目が輝いてくる多くの事例紹介でした。その後

会場の会員から多くの質問。原因が老人か認知症か、原因物質アミロイドβとの関係、老人の尊厳との関係。体を温める効果は前頭葉活動や体のネットワークの改善か。症状が異なっても同じ運動か。運動期間3箇月だが毎日の時間は。等々。小川先生は、原因は生活習慣、改善できないと尊厳も守れない。楽しさ・認めあう・達成感等が改善につながる。同じ運動で。時間は温熱30分・フィンガー20分・フラハンド20分位。三日間やると判るが、指導する人もこれに没頭するので疲れないと御回答。

最後に梶原代表が別途作成配布の御自分資料により、原因物質のアミロイドβと認知症治療との関係から見た小川さんの五つの運動との相関を「素人の感想」として理論的に補足説明。図表で指の運動が脳の運動領での1/5を占め、更に口腔が1/4なので咀嚼も凄い効果があるとの説明や、触れあい等の「快」の効用の話が。従来、人間の高級脳(記憶計算思考)を重視しすぎたが、類人猿時代(樹上生活・二足歩行・指・口)の機能も重視すべきとのお話があり、実践と効果中心の小川さんの説明を梶原さんが理論的に補足。また施設の積極的参加を求めるためにも先ず家庭や個人の段階の普及が大切で、器具の特許は米国だが小川さんが販売できる、いろいろのシンポジウムの際に小川さんが話す機会を是非提供するよう御協力を。と

小川さんに大拍手。分りやすい説明と実践のビデオ鑑賞、緊急に実施すべきことがこんな身近な運動に、と参加者全員が改めて実感した講演でした。全体像の次の本の紹介も。

「認知症が目に見えて良くなる改善プログラム―衝撃の事例集」小川真誠著 亜紀書房

3 お試し体験談講演「元気と若さの秘密」ダイヤルサービス株式会社社長 今野由梨さん

日本で最初の女性企業家。女性ベンチャー企業の母。いたって健康で特に外国ではすごく元気で若いといわれ、36年生だが若さと健康には自負。大変なことも経験したが「運」があるのか。

20代には、結核肋膜炎。自覚は全く無く、後で痕跡から大変だったねと言われる始末。

30代ガン宣告。肺ガンで「あと数ヶ月、すぐ入院しなさい」に「帰って考えます」で病院を出たら、初めて感じたこの世の光輝く世界をみて、感動し、感謝。どうせ三箇月なら思い出の地を巡回しようと、ニューヨーク(前に世界博のコンパニオンで訪米)、ベルリン、パリと回って、さらに荒野を旅し、エジプトのピラミッドの石の棺桶も経験して帰国。死ぬとおもうと凄いエネルギーが体にみなぎり、そのうち元気になる。

50代もがん宣告。話は省略するが、大変だったが、これも治る。

今から二年前また「あと三箇月です」との宣告受ける。20年代からのデーターからの過去の瘢痕が原因だと。「私も頑張りますので、大丈夫ですよね」の発言に先生は何も言われない。愕然とする。こんな時の一言の準備はないのだろうか。お医者さんは、母の気持で「一緒に頑張ろう」と言えないのだろうか。私は「よし、死んでも「死んでやらない」。人はパーツの寄せ合せではない。生き抜いて、良くなることで復讐だ」と。私は宇宙テラピ、アンドロメダ大星雲等に自分の思いを繋ぎエネルギーパワーを貰うと想う。私はスーパーナチュラルの体験、自分のパワーが。数年前、親しい入院中の女性がん患者が私の指でその患部をなでると快方に向かい、同室の他の患者にも良い影響が及んで、病院の先生方がびっくりされた経験がある。星座の本も贈呈したが、その患者は、当初の予告より長い楽しい活動もしながら、最後は、空から光の階段が降りてくると感じ、感謝しながら昇天した。ネパールでの学校の支援をし、真剣な奉身をやったときの湧き上る力を体験した。お医者さんの治療も心に誇りを持ってやって欲しい。

サンキューテラピ。厳しい人生で、うまく行かないときやこんちくしょうと思うこともあるが「有難う」と言うことにしている。毎日100回は「有難う」と言う。昔からの知人のOリングテストの開発者の大村恵昭教授の御提案のシアントロ(中国パセリ)のジュース、それにテロメア数値を高める食品を食べる。梶原代表の推奨のチコリ等も食し、葉やその下の根や芋も大切でチコリ焼酎にして服用している。またここ数十年、大村先生の診断とOリングテストで自分の体に合った食べ物をいただいている。また天の配慮か、韓国を訪問したとき知人の女性から韓国の製薬会社の社長(韓国のノーベル賞ともいわれる賞の受賞者)を紹介され、ガンの特効薬の試供品を一ヶ月分戴き、利用した。その一箇月後にガン研で写真を撮ってもらって三人の先生に受診。昔の全ての写真より良い写真になって、瘢痕が残るのみと。この診断のでた原因は、一言で言えば以前の診断が誤診だったか、私に自然治癒力があったか、自己の治癒力を引出してもらったかのいずれか。人間は百人百様。ワークスタイル、ライフスタイル、マインドスタイルも変わるのだ。人は変化する生き物、信じられないほど変化する。私もギネスブックでゴルフコース最多試合の世界記録があり、何の経験もないのに4000m級の米国の山に挑戦して登頂し案内人からびっくりされたこともある。女性企業家としても厳しいときもあったが乗り切れた。全ての生き物の命を大切にとゴルフコースでもカエルをコース外に移したりする。朝から体にはエネルギーがみなぎる。ミュージックテラピも。Oリングテストで判断の沢山の種類のシャンプー等を顔や首筋に塗る。科学的根拠は分らないが優れた効能のものも多い。宇宙の法則か、サムシンググレイトから智慧とパワーを貰って元気にしている。命の意味を確りと戴き、病気になっても感謝して生きて、乗り切っている。

満場の拍手大喝采。本人は独断と偏見の話とおっしゃるが全身からエネルギーとオーラを感じさせる素晴らしいお話でした。ダイヤルサービス株式会社で、電話相談で赤ちゃん110番、ファミリー健康電話相談を数十年前から始められた今野さんの意志力と病気との葛藤と共存のお話で我々も頑張らなければと感じました。次の著書も紹介。

「ベンチャーに生きる 私のチャレンジャー半世紀」今野由梨著 日本経済新聞社

講演の始まる前と休憩時間、「健康度自己測定」あなたの血管は何歳? 体組成・骨密度・血圧/血流(血管年齢)・脳年齢の測定に多数の会員がチャレンジしました。

次回916()の第六回定例会は、田中雅嗣・東京都老人総合研究所研究部長の「長寿の仕組み」と鈴木志津夫・マハシリ総合研究所代表の「TM瞑想法入門」のお話です。

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