第11回(2月)定例会 中間報告
2009年2月21日 by KISK事務局
中間報告
H21・02・17 梶原
1)定例会の開催<患者・市民の連帯と情報の共有>
前回は1月20日(火)国際医療福祉大学大学院東京サテライトキャンパスにて国立精神・神経センター心身症研究室長川村則行先生に「自己治癒力を高めよう」と題し講演をしていただきました。人間は本来「自然治癒力」を備えていますが、それに加え意思、精神力、祈りで治癒力を高めることができます。それを「自己治癒力」といいます。女性のがん患者の症例から人間の心身がいかに相関しているか分かりやすく、しかも説得力を持って説明していただきました。
また会員スピーチとして著名な医学関係者一家の榊原節子さんに「私の健康への投資」と題し、自称「健康オタク」として多彩な体験談をお話していただきました。近著「凛としたシニア」の紹介もありました。
今回は郵船ビルクリニック院長金沢武道先生に血小板の検査で脳梗塞の未病が判定できる画期的な技術を紹介していただきます。私も検査を受けましたが、要治療という好成績?でした。知人、友人に勧めてきましたが、なるべく多くの方が検査を受ければ発病の未然防止ができると思います。
また会員スピーチとして、会員からの要望もあり、今回は、いつも司会役でお世話になっている小山悠子先生に「私の体験したアンチエイジング」という題でお話をしていただきます。著名な歯科医であるとともに統合医療の研究者・医学博士ですが、時間の関係で今日は触りだけで、別途、講演で詳しく伺う予定となっております。
今後の講演予定は、
3月17日は南青山・国際医療福祉大学大学院にて島田修先生講演「伝承医学」
4月21日は日本倶楽部にて湯川れい子先生講演「音楽療法」
5月19日は南青山・国際医療福祉大学大学院にて西野皓三先生講演
「西野式健康法」(仮題)
となっています。
2)医療改革懇談会」(三者会)の開催<患者・市民本位の医療を>
昨年4月に「医療改革懇談会」(三者会)(座長・大竹美喜アフラック最高顧問)をスタートし、国会議員、医療関係者、我々市民側三者に全国有力紙論説委員等アドバイザーを加え、11月26日まで9回の会合を重ね、「医師不足対策緊急提言」のアピール等の活動をしてきました。
本年1月28日は大竹座長のお招きで国会議員を交え「今後の三者会の活動について」自由な意見交換をし、今年はシンポジュウムなど対外的な啓発活動を試みようということになりました。
2月25日にはマスコミ関係者と「保険診療の限界と自由診療の活用」(仮題)について話し合う予定となっています。
3)患者・市民の自衛策<信頼できる健康・医療・環境「すぐれもの」を>
氾濫する健康・医療・環境の商品・サービス、虚偽表示等の横行する中、患者・市民の自衛のため、1月29日、「すぐれもの評価委員会」がスタートしました。中島健一郎委員長、榊原節子副委員長が互選され評価システム等につき議論が交わされました。
4)「女性のための統合医療研究会」
昨年11月4日「女性のための統合医療研究会」(小山悠子・座長)が設置されて後、会合を重ね、かずさアカデミアパーク・ホテルオークラ(千葉県木更津市)で実施予定の「統合医療フロント・ツアー」(仮称)モデルが近く成案を得る予定です。
5)「認知症センター」の設置
中島健一郎氏等が過日、台湾・台南市における心身機能活性療法の実施状況を視察されてこられました。福祉施設等で多くの指導士が活動し大きな成果を挙げておられるとのことです。現地で日本からの患者・家族の受け入れについて話し合いがされました。台湾のプロジェクトを含め、これからの進め方のフレームづくりを中島氏にお願いしております。
6)「がん難民サポート事業」の推進
前述の三者会で「保険診療の限界と自由診療の活用」につき議論してもらう予定ですが、次回には「がん治療総合メニュー」(案)を会員に配布したいと考えています。がん治療で成果を挙げている事例があれば情報をお寄せください。
7)今後の方針
前回報告しましたとおり
(1)「健康市民塾」の開催
(2)「地域会議」の普及
(3)新規会員の募集
(4)体制づくり
を予定どおり進めて参ります。
以上
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