▼ これまでの経緯

(1) 健康医療関係履歴(梶原拓・世話人代表)
1-1 平成17年度健康法実践リーダー養成講座実施方針
1-2 拓さんの健康講座〜市民の市民による市民のための統合健康法〜「市民健康ナビ」
(2) 日本再生研究会の新展開
(3) 健康医療市民会議準備会の歩み
(4) 参考資料
(5) 健康医療市民会議(KISK)中間報告

(5) 健康医療市民会議(KISK)中間報告

健康医療市民会議 中間報告書
平成20年7月1日
 
健康医療市民会議
 代表 梶原 拓
健康医療市民会議KISKとは
<患者・市民本位の健康・医療を連帯して実現する市民組織>です。


 健康医療市民会議(それぞれの頭文字を取って判りやすくKISKとしました)は、健康とか医療を患者・市民本位で考え、行動する市民組織です。その基礎組織として先ず東京圏で中核となる市民集団を結成し、次に全国各地に「地域会議」の設立を促し、さらにインターネットを活用しネット会員による全国的な市民ネットワークを展開します。
 KISKは良識ある市民が集い、政治的に中立の立場で公正を旨とし、連帯して患者・市民の健康と命を守るため各種の社会貢献事業を展開します。
先ず患者・市民が、自分自身または家族が健康や医療に関し最適の手段・方法を選択できるよう必要な
 (1) 情報の収集(調査、研修)
 (2) 情報の共有(集会、ネット)
 (3) 情報の創造(研究、学習)
 (4) 情報の発信(交流、リンク)
を行う事業を実施します。
 次に現実に最適の手段・方法を選択できるような社会の仕組みづくりを進めるため健康や医療に関し必要な
 (1) 制度や政策の改革(予防対策・医療改革の提言)
 (2) 生命科学の進歩(ユーザー・受益者ニーズの反映)
 (3) 各界・一般の啓発(セミナー、シンポジュウム)
を推進する社会活動を展開します。

KISK創設の意義は
  <患者・市民が健康・医療の主権者として権利と義務を自覚し行動する>ことです。


 今、日本の医療は「医療の崩壊」とまで叫ばれているような深刻な状況下にあります。
例えば医師不足。特に産科、小児科、麻酔科の医師不足は危機的な状況です。地域では医師の絶対数が足りません。大都市では救急患者のたらい回しが日常茶飯事です。過去に財政上の理由から国は医師全体の数の抑制策を講じました。今日その付けが回ってきているのです。病院の勤務医の過重労働も大きな要因の一つです。「患者様」と持ち上げられることも結構ですがクレーマーだとかモンスターと呼ばれる患者側の横暴な振る舞いが横行しています。医療過誤に対する行き過ぎた咎め立ても増えています。こうしたことで医師はやる気を失くしリスクのある治療にチャレンジしなくなる傾向にあり、また、志を持って医師になろうとする若者も減少しつつあります。その結果、都市でも地方でも患者が適切な医療サービスを受けることが難しくなっています。「医療崩壊」の被害は結局、患者・市民が「丸被り」しているのです。

 患者・市民にとって「理想の医療」とは

 (1) 必ず治る
 (2) 直ぐ治る
 (3) 痛くない
 (4) お金がかからない

の4点に尽きます。西洋医学でも東洋医学でも、あるいは先端技術でも伝統技術でも、何でも、この要件を充たしてくれればいい。それが患者・市民の立場です。でも現実には、この4点を充たすことは困難です。しかし、少しでも「理想の医療」に近づける努力を怠ってはなりません。政治も行政も、国も自治体も、病院も医師も理想の目標に向かって最善の努力をすべきです。とりわけ最大の利害関係者である患者・市民が最大の努力をすべきです。
これまで政治にも行政にも失策もあり怠慢もあり、今日の「医療崩壊」の責任を免れることはできません。わが国では医療の世界は依然として後進国並みの「中央集権下の官僚統制」で国家コントロールされてきました。国が全面的に権限を掌握し責任を背負った仕組みにもかかわらず、今や国民医療に関し国家責任を果たしえないところまで来ました。そのことは厳しく糾弾しなればなりません。
しかしながら医療サービスの受益者・ユーザーである患者・市民の責任も認めなければなりません。長い間「お任せ医療」で最も大切な命を安易に「丸投げ」してきました。


 一定の公的関与が必要な領域であるとしても、自由経済下の競争原理も十分に機能していません。セカンド・オピニオンですら、ようやく普及し始めた段階です。そのため医療サービスに患者・市民のユーザーとしての意見が殆ど反映されてきませんでした。そこに自動車、テレビなど他の商品・サービスと決定的な違いがあります。この国には未だ「医療の選択の自由」とか「医療の民主主義」は不在なのです。崩壊した医療を立て直すには医療サービスの唯一の利用者・受益者である患者・市民が立ち上がるほかありません。これまで無視、軽視されてきた、言葉の上だけの"患者様"が「医療民主主義」の主権者として自覚し行動することです。患者としての正当な権利を主張することに躊躇してはなりませんが、同時に権利を乱用しない良識も合わせ持たなければなりません。また「自分の健康は自分で守る」自己責任も改めて自覚すべきです。そこに患者・市民が主体的に考え行動する「健康医療市民会議」KISK創設の意義があるのです。
 この趣旨に賛同され相沢英之・司葉子ご夫妻、塩川正十郎・元財務大臣、保田博・元大蔵省次官・資本振興財団理事長、公文宏・元国土庁次官はじめ多くの政界・官界のOBが早々と入会していただきました。

KISK設立の経緯
  <「お任せ医療」から脱け出し「最適治療法選択可能社会」を求めて>


 KISKは、前岐阜県知事・前全国知事会会長・梶原拓・代表世話人が提唱し中心となり、その創設の活動を心ある有志とともに進めてきました。同氏は岐阜県知事在任中、全国に先駆け県民の命と健康を守るため健康医療政策を重点的に展開してきましたが、平成15年に本人が前立腺がんを患い、各種治療法を検討の上、世界最先端の重粒子線治療を受け、5年を経過した現在、同がんマーカーPSAは発病時45、0から0コンマ以下(正常値は4、0以下)となり完治の状態にあります。
5年前の当時でも米国では外科手術でなく小線源療法(放射線を発するチップを患部に埋め込む)が一般的でした。今では同療法が日本でも、ようやく普及しつつあります。また新たな先端的放射線治療として米国からトモセラピー、ドイツからノヴァリスが導入され、実績を挙げた結果、本年4月から健康保険の適用対象となりました。
がん治療に関しては欧米では放射線治療が6割程度占めていますが、わが国では2ないし3割程度の普及率です。こうした患者の肉体的負担が軽く、しかも治癒率の高い先端技術があるにもかかわらず、患者はもちろん医師も十分な知識・情報を持たない、知っていても自分の治療法に拘り薦めない、ときには誤った情報を伝え患者を惑わす事例まで多くある現状です。医療側の学閥、派閥、既得権、不勉強、無知、怠慢により患者は最適の治療法を選択できる機会を塞がれています。患者一人一人の命にかかわることだけに本当に残念なことです。できるだけ早く「最適治療法選択可能社会」を実現しなければなりませんが、各種しがらみに取り巻かれ動けない政治や行政には多くを期待できません。殆ど無力ではないでしょうか。したがって患者自身や家族が勉強し、最適の治療法を選択することができる情報を入手し、それを選択する権利を主張し行動するほかありません。
 しかしながら日本では長く中央集権体制下で官僚政治が続いた後遺症で、何でも「お上任せ」、事が起きれば「お上の責任」という「丸投げ」で「評論家」気取りの責任意識希薄な風潮が医療だけでなく政治・行政その他すべての分野で染み付いています。早く規制緩和と地方分権を進め地方自治を育て「自己責任の市民政治」を実現しない限り、崩壊しつつある日本を救うことはできません。
このように、いわば遺伝子を組み替えるような改革は容易なことではありませんが、まず国民・市民に最も身近な健康や医療の問題の解決を通じて改革の突破口を開いていくのが効果的ではないか。それが全国知事会議会長として「三位一体改革」「地方分権」「住民自治」に取り組んで限界を痛感してきた体験に基づく梶原拓・代表世話人の実感でもあります。国民・市民が自覚し行動に移さないかぎり改革は画餅に帰してしまいます。「急がば回れ」、遠回りのように見えますが、国民・市民の啓発・自覚が最も近道ではないでしょうか。
 以上のような基本的な考えに基づき、健康・医療を患者・市民本位で考え行動する市民組織を立ち上げるべく、この3年ほどの間、試行錯誤を重ね、紆余曲折を経て初志貫徹を目指してきました。昨年10月から目に見える準備に入ることができ、不十分な態勢の中、「市民活動」らしく認知症やがんの治療の実例紹介「論より証拠シリーズ」を年内に計5回開催し、大きな手応えを感じ、我々の意図する方向性に強い自信を得ました。

KISK定例会の開催
  <患者・市民の連帯と情報の共有を目指して>


 年が明けるとともに本格的に友人、知人を中心に1,600人以上の方々に我々の市民活動への参加を呼びかけて参りました。相当数の会員規模がまとまった段階で毎月第3火曜日に定例会を開催することを決めました。
 4月15日(火)第1回定例会を六本木・国際文化会館にて開催。相沢英之・司葉子ご夫妻を始め100名余の会員の参加を得て、我が国がん治療の第一人者である武藤徹一郎・癌研有明病院名誉院長に講演「がん治療最前線」をしていただき、正式のKISK定例会は成功裡に発足することができました。その後、がん治療で会員が武藤先生にお世話になったと報告も来ております。
初回は「名医紹介」を兼ねた講演になりましたが、今後、名医、名病院・クリニック、名治療法、名薬・サプリメント・器具を紹介する「名名シリーズ」(名医、名院、名法、名品情報)を続けていく予定です。
 また会員が成功例や失敗例を発表する「おすすめ体験談」は梶原拓・代表世話人が本人の体験談を試行しました。今後、会員の発表が後に続くことを期待しています。
 定例会の開催時間前後に血管年齢や脳年齢、ストレス度などを自己測定する器具を日本スポーツ連盟とメーカーのご好意で配置し、会員にテストしてもらいましたが、大変好評でしたので、定例会開催ごとに健康度自己測定を実施することにしました。病気を予防する上で自分の健康度を数字で確かめることは励みとなり効果的なので、今後、KISK事業として「健康度自己測定事業」を取り上げていく予定です。
 なお、定例会には、会員のご都合がつかないときは、代わって奥様やご家族が出席されることを歓迎します。

 5月20日(火)第2回定例会を平河町・都道府県会館にて開催。我が国でいち早く西洋医学だけでなく東洋医学など「補完・代替医療」の必要性を提唱され現在も「統合医療」を精力的に推進されている渥美和彦・東京大学名誉教授に「統合医療について」講演していただきました。熱情溢れる話しぶりで医療改革への決起を促されました。
 また我が国で先頭を切って米国の先端的な放射線がん治療技術を導入された山田實宏・木沢記念病院院長に「トモセラピーによるがん治療」の成果を披露していただきました。その際、山田院長からは席上、トモセラピーでがん治療を受けられる全国の病院リストを配布していただきました。今回も相沢英之・司葉子ご夫妻を始め100名余の会員が熱心に聴講しました。その後、一部の会員が木沢記念病院を訪ね山田先生に相談に乗っていただいています。

 6月17日(火)乃木坂・国際医療福祉大学にて第3回定例会を開催。世界的なイベントプロデューサー・山本寛斎氏を招き「元気主義万歳」のテーマで元気いっぱいの話を聞き、100名余の出席会員が大きなエネルギーを注入してもらいました。同氏署名入り著書と特製「虎屋の羊羹」の配布があり、また同氏より江戸東京博物館で開催中の「熱き心・寛斎展」の招待券をもらった多くの会員が同展覧会に出向いております。
また歯科治療に統合医療を導入され「痛くない歯の治療」の草分けで有名な福岡明・明徳会会長には「歯科統合医療とバイオ・ディジタル・Оリングテスト」の話をいただき、実際に会員を対象に、体の各部位に異常がないか、常用しているサプリメントが合うかどうか、判定をしていただきました。その的確な判定の結果を目の当たりにし納得した皆さんの要望により会員向け「Оリング教室」(仮称)を開くことにしました。

(定例会の予定)
次は第4回目の定例会になりますが、7月15日(火)同じく乃木坂・国際医療福祉大学にて、病院機能評価機構の創立に中心的役割を果たされ現在、同機構の専務理事代行を務められている河北博文・河北総合病院理事長に講演「病院の選び方」をしていただきます。
 また「名名シリーズ」として、統合医療を実践し、初診の患者は半年から1年待ちと言われるほど評判の川嶋朗・東京女子医科大学自然医学研究所クリニック院長をご紹介します。
 8月19日(火)第5回定例会では、昨年の試行に続き「論より証拠シリーズ」として、小川真誠・心身機能活性療法指導士会理事長を招き講演「認知症は治る!」をしていただきます。中国・上海政府の後援を得て同市内の病院で独自の運動療法により実践し成果を挙げている認知症治療のビデオによる解説があります。正に「論より証拠」で、学者の理論より現実の結果、「科学的エビデンス」より「体験的エビデンス」が患者・市民にとって如何に大切か、ということを自分の目で確かめることができます。
 9月16日(火)第6回定例会では、田中雅嗣・東京都老人総合研究所研究部長を招き講演「長寿の仕組み」をしていただきます。寿命に大きく関わるミトコンドリアの働きを解説されます。各自の健康管理にも大いに参考になります。
 10月21日(火)第7回定例会では、平尾泰男・放射線医学総合研究所顧問に講演「世界最先端技術HIMAC重粒子線がん治療」をしていただきます。重粒子線治療は壁の薄い胃と大腸を除き固形がんの殆どに著効があります。5年前、千葉市稲毛の放医研病院で梶原拓・代表世話人も前立腺がんの治療を受け完治しています。現在、国の「高度先進医療」制度が適用されていますが、健康保険の対象外で300万円余の特別の負担を伴うのが難となっています。また陰に陽に、こうした先端技術の普及を妨害する動きがあるのも問題です。患者の命を軽視する汚い既得権益擁護の風潮は絶滅すべきです。
 
(今後の運営)
 このようにして定例会は発足し順調に軌道にのりつつあります。会員数は300名規模に達して会員の方々の紹介で定例会では毎回初見の会員にお会いするようになりました。会員の中には、これ以上増やさなくてもと言われる方もおられますが、定例会の出席者が常時120〜130名程度は確保できるような会員規模にはしたい考えです。定例会を重ねることにより会員相互のコミュニケーションもよくなり、情報の共有も進み、連帯感も深まり、やがては社会的に大きな力を発揮できるようになります。それがKISKの重要な目的でもあります。会員各位の一層のご協力を改めてお願いします。
 現在のところ、市民代表の普通会員の構成は政界OB、官界、財界、文化、芸能、マスコミと各界様々の人たちの集まりとなっていますが、代表世話人の友人・知人の関係で各省庁事務次官経験者など官界OBの方が4分の1程度を占めているのではないか、と思います。良識ある公正・中立の市民組織としての性格を維持するため今後会員拡大には慎重を期していく方針です。
 顧問・特別会員として国会議員の先生方に参加を呼びかけてきましたが、後述の医療改革懇談会(三者会)メンバーを中心に厚生労働に関係の深い先生方に加入していただいております。今後、患者・市民の立場で医療改革に取り組んでいただける先生方には参加の呼びかけをして参ります。
 また同じく顧問・特別会員として健康・医療の専門家の方々に参加を願ってきましたが、当面、「三者会」メンバーが中心で、今後、患者・市民本位の医療の実現に協力していただける先生方に広く参加を求めて参ります。
さらには社会貢献に熱心な企業・団体からは、賛助会員として高額の賛助会費の拠出をいただいております。KISKは患者・市民の「命と健康を守る」ため全国的に活動する社会貢献団体です。企業・団体の心温かいトップの方々のご理解・ご協力をお願いします。
 なお、KISKが計画している諸事業のうち「メセナ・プロジェクト」に馴染む事業については、できるだけ「協働の精神」に沿って、心ある企業・団体の協賛事業として参ります。既に大竹美喜・国際科学振興財団会長(アフラック最高顧問)、大石勝郎・太陽生命社長など社会貢献に関心の高いトップの方々が同調していただいています。
*「メセナ・プロジェクト」 KISK事業のうち適当と思われる事業を選び、企業・団体の冠を付しKISKと協働して事業を進める。 (直接経費)会議費等 年額100万円程度 (間接経費)賛助会費 1口100万円
 今後、定例会では主に次のような事業を実施して参ります。
(1) 「講演」 一般に知られていない有益な健康・医療情報を学習できるよう適切な講師を選んでお願いしていきます。これまでの講師には無報酬でボランティアとしてご協力をいただいていますが、このような講師を招いたらどうかなど、会員のご要望があれば事務局までお寄せください。
(2) 「名名シリーズ」 優れた医師、病院、治療法、薬品・サプリメント等(名医、名院、名法、名品)を逐次会員に紹介していきます。第1回定例会で講演していただいた武藤徹一郎先生からは、臓器別にがん治療第一人者のリストを頂戴しており、折を見てご紹介して参ります。
(3) 「論より証拠シリーズ」 健康保険対象外のいわゆる自由診療で治療を受け、一般の病院で見放された末期がん患者が治癒し生還したとか、認知症は進行は止められるが治らないという定説に反し特別の治療法で治癒したとか、各種「論より証拠」の事例を紹介していきます。患者にとっては理論よりも結果です。治ればOK、「科学的エビデンス」よりも「体験的エビデンス」の方が患者には価値があるのです。西洋医学とか保険制度の枠に拘らず、また学会の定説(常識は破られるために存在する)などに関係なく「治れば何でもあり」の姿勢で有益事例の調査を進めます。
(4) 「おすすめ体験談」 会員に高齢者が多いということはKISKが健康・医療に関する情報、知識、経験の宝庫ということです。或る程度の年齢になると、自分自身、家族、友人の誰かが、がん、脳卒中、心筋梗塞、認知症などに罹っています。これらを個人情報(個人知)に留めないで会員仲間で伝達し合えば貴重な共有財産(組織知)になります。会員の方々のご協力をお願いします。
 お互いの情報交換は事務局を介しメール、ファックス、レターでもできますが、ホームページの「共同掲示板」の活用を普及したいと願っています。
(5) 「健康度自己測定」 これまで3回の定例会ごとに、開催時間前後に実施し、会員の好評を博して来たので、今後これを継続します。病気を予防することが、ますます重要になりますが、予防のため食事の改善や運動をしても、その効果が目に見えると、特に数字で確認できると一層励みになるのではないでしょうか。今回の試行を参考に「健康自己測定」をKISKの事業の一つの柱にしていきたいものです。

KISK「医療改革懇談会」(三者会)の開催
  <患者・市民が政治家・専門家と協働し「医療崩壊」を救う>


 患者・市民個人が最適の予防法や治療法の情報を入手できても、それを実現できる社会的な条件や環境が整っていなければ意味がありません。政治や行政、関係の組織や団体に条件・環境の整備を求めていくことが必要になります。一人一人がそうした行動を起こしていく勇気も大切ですが、心ある人たちが連帯して事を起こすことによって、より大きな成果を期待することができます。特に「医療の崩壊」とまで言われる今日、その建て直しには個人の力に限界があります。そこで良識ある公正・中立の市民組織KISKは、このたび「医療改革懇談会」をスタートさせました。我々患者・市民の声が犬の遠吠えに終わらないよう国会議員、医療関係者、市民側三者が医療改革のため合議する場(通称「三者会」)を持つことにしました。既に4月23日に第1回会合を開き、5月15日、同19日、6月25日と4回会合を重ね率直に意見交換と論議を重ねて来ました。これからも毎月会合を持ち、出来ることから逐次改革に繋いで行きたい、それが参加者共通の想いです。
(衆議院議員)愛知和男、石崎岳、大村秀章、鴨下一郎、古賀一成、谷畑孝、田村憲久、根本匠、福島豊、牧義夫、三井辯雄の各先生(参議院)小池正勝、桜井充、自見庄三郎、下田敦子、鈴木寛、森田高の各先生(医療関係の専門家)宇住晃治・医療法人社団KYG医療会会長、上昌広・東京大学医科学研究所客員教授、河北博文・河北総合病院理事長、川嶋朗・東京女子医科大学付属自然医療研究所クリニック所長、川渕孝一・東京医科歯科大学教授、小山悠子・統合医療研究ドクター・サンデンタルクリニック院長、武藤徹一郎・癌研有明病院名誉院長(市民側)KISK世話人、加藤秀樹・構想日本代表 さらにまた、朝日、産経、日経、毎日、読売、そして東京、共同の各新聞社のトップのご配慮を得て、それぞれ健康医療を専門とする論説委員や関係部長をアドバイザーとして推薦いただき、既に会合の席では貴重なご意見をいただいています。
(アドバイザー)渥美好司・朝日新聞医療エディター、影山廣美・共同通信科学部長、木村良一・産経新聞論説委員、日比野守男・東京新聞論説委員、前野一雄・読売新聞医療情報部長、吉野理佳・毎日新聞生活家庭部長、渡辺俊介・日本経済新聞論説委員、つきましては、KISK会員の意見を「三者会」の論議に充分反映させることが必要で、このため個別に一部会員の意向を伺っていますが、会員有志で構成する「医療改革市民研究会」(仮称)を近く発足させる予定です。なるべく多くの会員の参加を望んでおります。会員の奥様やご家族の参加も歓迎します。
 
「健康医療市民憲章」(仮称)の策定
  <患者・市民の命と健康を守る権利を高らかに宣言しよう>


 患者・市民が最適の予防法や治療法を選択できるような条件・環境を創り出すには、患者・市民の基本的な立場を鮮明に打ち出すことが肝要です。医療改革を求めていくにしても、単に医療のユーザーの立場では弱い。自動車やテレビのユーザーと変わらない。医療や医療は憲法で保障する「健康で文化的な生活」という国民の基本的人権に大きく関わる以上、より公的な立場に立脚するものでなければならない。健康や医療に関して国民が発言する立場は、「主権の存する国民」の立場でなければならないということです。言葉を変えれば「民主主義の主人公」としての立場です。「国民の発言」は憲法で保障された「権利の主張」です。欧米では法律等で「患者の権利」が明記されているようです。
 そこで5月の第2回定例会で会員の黒川弘、長谷部俊治、下村郁夫の三氏から<「健康医療に関する市民権利宣言」の制定へのアピール>の提案がなされました。真に時宜を得た計らいで、このため起草委員会を設け、検討を始めることとなりました。医療改革を進める上でも急がなければなりません。

三大疾患の調査・研究
  <がん、脳・心臓疾患、認知症の予防と治療を重点に>


 現在、日本人の死亡率の上位を占めているのが、がん、脳梗塞・脳出血、心筋梗塞・狭心症です。高齢者はもちろんのこと働き盛りの人たちががんに侵されて亡くなられると残された家族も不幸に見舞われます。脳疾患の後遺症で寝たきりになったり、体が不自由になり悩んでおられる患者やご家族も多く、また認知症患者もどんどん増えて、ご本人もさることながら、ご家族が耐え難い負担・犠牲を強いられている事例も少なくありません。
 そこでKISKとしては、当面、がん、血管系疾患(脳・心臓)、認知症の三大疾患に重点を置き、それらの予防と治療の調査・研究を進め、会員・家族の要望に応えていく方針を立てています。

「がん難民生還検証プロジェクト」(論より証拠シリーズ)
  <「余命宣告」を受けても諦めない>


 通常のがん治療については優れた医師や病院の紹介(名名シリーズ)を継続していきますが、一般の通常の治療法が効かなくなり医師や病院から余命0ヶ月と見放された患者が他の治療法で治癒した例があります。こうした事例を実地に検証し、理論はともかく結果が良ければ、その情報を会員に知らせ、選択は会員の判断に委ねる「がん難民生還検証プロジェクト」を「論より証拠シリーズ」として実施して参ります。会員の有志の参加を得て実地見学などを行いますので、ご協力ねがいます。情報は定例会で披露します。

「認知症研究会」の開設
  <認知症は治る!?>

 認知症の原因は脳内に蓄積されたたんぱく質の一種アミロイドβであることが定説になってきております。埼玉医科大学ではマウスの実験で、そのことを実証しました。また小川真誠・心身機能活性療法指導士会理事長は中国・上海の病院を中心に独自の運動療法で認知症の治療に成果を挙げておられます。その様子はビデオで見ることができますが、ほぼ3ヶ月で80歳代の患者が正常に戻っています。木沢記念病院の奥村歩・脳神経外科部長が先端的な脳診断機器を駆使して研究された結果、音楽療法で脳細胞が再生することが判明しました(奥村歩「音楽で脳はここまで再生する」人間と歴史社)。これは明らかな科学的エビデンスなのです。<脳細胞は再生しない>という長年西洋医学の中で信じられてきた定説が覆りました。また石浦章一・東京大学大学院教授はピーマンの葉にアミロイドβ抗体を作らせ、患者に投与する治療薬が5年以内に実用化されると話されています。このように認知症の新しい治療法の開発が進み「認知症は治る」時代になりつつあります。こうした最新情報を調べ確かめ会員が効果的な治療法の恩恵に良くすることができるよう専門家の助力を得ながら「認知症研究会」を設け「認知症治療モデル」を作成して参ります。

 「脳・心臓疾患研究会」
  <血管を若く保ち脳・心臓疾患を防ごう>


 西洋医学的手法による脳梗塞等の治療技術は急速に進歩しつつあります。我々は、こうした技術により成果を挙げている名医や名院を調べ会員の便宜を図って参りますが、先ずは予防するに越したことはありません。効果的な予防法を調査したいと準備はしていますが、目下のところ、がんと認知症対策だけで手一杯の状況です。調べれば、伝統医学や民間療法にも、血管年齢を如何に若く保つか、必ず良い知恵、良い方法があるはずです。例えば、古くから、たまねぎの外側の赤い皮を煎じて飲むと良いと伝えられています。また青魚の油が良いとWHO(世界保健機構)が認めています。

「健康市民塾」の開設
  <誰もが持っている「本来生命力」を発揮して若く、強く、美しく>


 「自分の健康は自分が守る」。これが我々の基本的な態度です。大切な「命や健康」を医師や病院に「丸投げ」してはいけません。毎日、新聞やテレビで健康や医療の情報に接することが出来ます。参考図書も沢山あります。インターネットを覗けば膨大な情報の中から検索も出来ます。こうしたメディアを活用して一人で勉強することも大切ですが、同時に仲間が集まって互いのコミュニケーションの中で勉強できれば、より効果的ではないでしょうか。KISKでは、会員が専門家の助言を得ながら共同で学習する「健康市民塾」を開くため準備を進めています。

(基本的な学習の姿勢)
患者・市民として我々が学習する基本的な姿勢は、健康・医療サービスの供給を受ける受身の姿勢ではなく、自らの生命力を信じ「自然治癒力」や「自己治癒力」の働きを主体的に発揮する姿勢であるべきです。「恒常性(ホメオスタシス)機能」とか「人間本来の生命力」を最大限に活かすことです。西洋医学の祖といわれる古代ギリシャの医学者・ヒポクラテスは「病気は医者が治すのではなく患者が治すものである」と述べています。がんの外科手術を受けても、その傷は自分の力で復元するほかありません。転移や再発を防ぐには対症療法ではなく、いわゆる抵抗力や免疫力を強化する、「自然治癒力」や「自己治癒力」あるいは「本来生命力」を発揮できるよう構造改革(体質改善)するほかありません。人間はロボットではありません。天から与えられた「生命力の塊り」なのです。

(主体的な学習の基本方針)
(1)学習は「自然治癒力」「自己治癒力」および「本来生命力」を基礎とする。これらをフルに発揮できる心身のあるべき状態(血液のpH、組成、循環)(生命現象のすべてに関わる酵素の活動)(適正基礎体温)(活性酸素)を学ぶ。また、これらを阻害する要因(超スローの人体の進化と猛スピードの環境の変化の間のミスマッチ「文明病」)(人工的な有毒成分の吸収)(生活習慣による歪み「偏り病」)とその解消の方法を学ぶ。さらには本来的な生命力をフルに発揮して、消極的な発想の「治癒」から積極的な発想で<より若く、強く、美しく>なることである。
*「進化と環境のミスマッチ」(文明病) 「飢餓と飽食」「省エネ体質と運動不足」「直立歩行と骨格異常」「筋肉労働と頭脳労働」「歯の菜食構造と肉食」「省塩・砂糖・油体質とこれらの過剰摂取」「血圧上昇体質と血圧上昇生活」「天然食糧と反天然食糧」「天然ビタミン・ミネラル充足と不足」「自然気温と冷暖房」「生物時間サイクルと生活時間サイクル」「集団属性と孤独」などのミスマッチから人体に狂いを生じ病気になってしまう。食事の偏向、特定動作の反復など「生活習慣病」以前の問題で先進国文明共通の一般的病因である。
(2)「総合健康法」「総合治療法」「総合医療」(医療側の言葉では「統合医療」)を旨とし、西洋医学か東洋医学か、あるいは先端技術か伝統技術か問わない。有効・有益のものは何でも採り入れる。これらを横割りで結ぶ唯一の横軸(団子の串)は「本来生命力」です。我々患者・市民の立場では、医療側を束縛している各種の固定観念、既得権益、派閥、権威等に一切拘らない。
(3)「科学的エビデンス」は参考にはするが、結果として治ったか、治らなかったか、副作用はどうか、「体験的エビデンス」を重要視する。我々は学者ではなく患者あるいは潜在的患者である。我々が求めるものは「理論ではなく結果」である。科学の進歩はもちろん期待するものであるが、科学的知見が万能ではなく限界があることは優秀な科学者や医師ほど自覚している。<定説・通説・学説は変わるためにある>
 このような観点から
 (1)「市民のための総合健康法研究会」(仮称)
 (2)「女性のための総合健康法研究会」(仮称)
 を設け、専門家の助言を受けながら会員が自主的に学習する。特に健康や医療に関心の高い女性の研究会の開設を急ぐ。
  また、人間の「自然治癒力」「自己治癒力」および「本来生命力」を基本とし、総合健康法・治療法システムのスケルトンを提示して、会員の参加を得ながら、その肉付けをして、健康を守り病気を治療する指針「健康ナビ」を作成するプロジェクトも、会員の啓発を兼ねて実施していきたい。 
  さらに健康・医療関係の図書や新聞を読んで有益な記事を見つけたら、その情報を会員と共有するため、有益情報を「健康ナビ」の体系の中に位置づけをしながら紹介する仕組みを作っていきたい。会員相互の協働で会員全体が一緒に知的レベルアップをして「賢い市民」「健康名人」になろうではないですか!<個人知を組織知へ>

「KISK認定プロジェクト」(案)
  <情報の氾濫の中から"仲間情報"で選び出す>


  今日ほど健康や医療に関する情報が氾濫している時代はなかったと思います。溢れる情報の海で不当・不正の情報から身を守る術を身に付けなければいけない、良い情報を選び出し活用を図らなければならない。このため患者・市民には自ら学習して自らの「命と健康」を守る自己責任がある。インターネットという便利な道具もあるけれど誰でも使えるものでもないし、得られた情報が本物かどうか、よく確かめないと、とんだ被害を蒙ることになりかねない。昔から最も信頼できる情報は"仲間情報"だとも言われてきた。家族、親戚、友人、知人の間の口コミ情報が一番信頼性があり、伝播力も強烈だとされている。そこでKISKでは会員仲間で健康・医療に関する商品・サービスの評価をして、それらを会員が選択する場合の判断基準としたらどうか、そのシステムづくりを検討しています。
  一般的には 1 安全 2 安心 3 効果 4 価格 5 苦情処理 の5項目が判断基準になりますが、
この中で「安全」については一定の専門的評価で確かめた上で「効果」についてはモニターなどで会員が体験して検証する「体験的エビデンス」で評価し、
その他の項目については会員がユーザーとして妥当性の評価をする仕組みを作ったらどうかと考えています。

「地域会議」の普及
  <信濃に「地域会議」第1号>


  KISKが真に「市民の会議」として機能し力を発揮するためには、現在進めている中核的な市民集団の基礎固めをして、その基盤に立脚して市民運動を全国的に展開することが必要です。このため各地に「健康医療市民会議」の「地域会議」を設立し、地域に根ざした患者・市民本位の健康・医療を実現する活動を活発にしたいと、有志の方々に働きかけをして参りました。
  幸い長野県茅野市に健康に関心を持ち活動されているグループが、これに呼応され、このたび「自分の健康は自分で守る」をスローガンにして「健康医療市民会議信濃」を立ち上げられました。昭和29年に慶応義塾大学医学部を出られ、新潟県、三重県、静岡県、長野県で半世紀以上にわたり地域医療に献身的に奉仕されて来られ、現在茅野市で北山診療所を開かれている「信濃の赤ひげ先生」馬渕毅男・同診療所院長と小林一茶・「献上・信州寒ざらしそば」づくり名人を最高顧問とし、宮沢信雄・会長、堀内節夫・会長代行、矢ヶ崎崇・副会長、細川治幸・幹事長など地元有力者が中心となり30名ほどの会員で発足したとの報告を受けております。
  このほかにも他の地域で「地域会議」を起こそうとする動きがあります。今後、KISKとして大いに支援して参ります。

インターネット「KISKネット会員」
  <ネットで幅広い市民運動を展開しよう>


 全国各地で「地域会議」が興り地に付いた活動が普及していくことを期待するものであるが、それだけでも運動の徹底に限界があります。やはり「ネット時代」といわれる今日、インターネット上の展開が不可欠です。広く良識ある市民の中から「KISKネット会員」を募集してKISK普通会員とともにKISKの理念・目的を実現するため力を結集していかなければなりません。現在進めている諸事業が軌道に乗る目処が立った段階で本格的にネット展開を図って参ります。そのためにも先ず「建設工事中」のホームページを早く整備してネット事業の足場を固めることといたします。

「高齢者パワー」の発揮
  <少子高齢化社会は高齢者パワーで活性化しよう>


  これまで述べてきましたような理念・目的・構想を持って、昨年来、有志とともにKISK設立の準備に取り組んで参りました。設立準備の世話人は、代表世話人の梶原拓はじめ60歳代以上の高齢者となっています。中心となっているのは昭和8年(1933年)酉年生まれの太田達男、梶原拓、高橋進、鈴木道雄、橋本明、船井幸雄の6人です。今年目出度く「後期高齢者?」入りの仲間です。昔の常識では隠居、隠遁の身ですが、今や平均寿命も大幅に延び、戸籍年齢に拘わらず元気者が一杯います。「もう年だ」といって社会の現役を引いた人たちは戸籍年齢相応に、あるいはそれ以上に急速に「老いぼれ」が進行しています。「ゴルフ三昧」でも社会に関わっていないと老衰が早い。同窓会などで顔を合わせると、よく判ります。
  我が国では少子高齢化が進み、やがては国力が衰退し深刻な状況になることは目に見えています。少子化を止める国策は急務です。同時に高齢者が社会のお荷物にならず元気で社会に貢献する環境づくりを、より急がなければなりません。差し迫った課題です。患者・市民から健康・医療を考え行動するKISK創立の意義もそこにあります。このような見地から我々酉年世代が立ち上がりました。戸籍年齢を無視して、健康を守り病気に打ち勝って、社会のために働く心意気です。他の高齢者、これからの高齢者予備軍に範を垂れたい気概です。然るべき時機を見て<「もう年だから」と言わない運動>"華齢に生き抜こう"宣言をアピールする予定です。ぜひとも趣旨に賛同しご協力ください。日本の再生と活性化のために!

(役員紹介)   (略歴)
代表理事 梶原 拓(74歳) 前岐阜県知事、前全国知事会会長、日本再生研究会代表、NPO法人日本トータルヘルス協会理事長理事 太田達男(75歳) 元富士信託銀行専務取締役、財団法人公益法人協会理事長
    同 今野由梨(71歳) ダイヤルサービス株式会社社長、株式会社生活科学研究所所長、財団法人2001年日本委員会理事長  
    同 高橋 進(74歳) 元建設省事務次官、元住宅金融公庫総裁、マンション管理センター理事長
    同 鈴木道雄(74歳) 元建設省事務次官、元日本道路公団総裁、元道路環境研究所理事長
    同 角 廣志(65歳) 株式会社マルチサービス会長、NPO法人ふるさとテレレビ副理事長
    同 萩原俊雄(68歳) 株式会社自然美システム会長、元NPO法人日本ヘルス協会理事長、NPO法人日本トータルヘルス協会特別相談役
     同 橋本 明(74歳) 元共同通信社国際局次長、元同ジャパンビジネス広報センター総支配人、ジャーナリスト
    同 船井幸雄(74歳) 株式会社船井総研最高顧問、株式会社本物研究所最高顧問、株式会社船井本社代表取締役会長

KISKの組織・体制
  <実績を重ね年内には正式の組織・体制に>


 昨年来、「健康医療市民会議準備会」として「健康医療市民会議」の創立準備を進めてきました。そして本年4月に第1回「定例会」をスタートさせ6月には第3回「定例会」を終え、お蔭様にて「定例会」は軌道に乗りました。併行して5月以降、「医療改革懇談会」(三者会)の開催を重ね、当面の課題につき医療改革の提言をしようとする段階に入りました。したがって、この時機を捉え、会の名称から「準備会」を削除し、対外的にも「健康医療市民会議」の名称で行動して参ることといたします。また、会は現在「任意団体」の形をとっていますが、年内には、公益法人、一般法人、NPO、どのような組織・体制にするか、会員各位のご意見をいただきながら、正式に決めることといたします。その際、役員構成なども改めて検討することといたします。


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